20年前米国で大ベストセラー「もう一度会えたら」

しつこく死後生の話です。これは、RECOCAのライフワークなのでしつこくいきます。

訳者あとがきから。

「本書「もういちど会えたら」(原題Talking to Heaven:A medium'smessage of Life after Death)は1997年11月に発表されるや、たちまちのうちに「ニューヨークタイムスベストセラーリスト」や「パブリッシャーズウイークリー」のノンフィクション部門1位に躍り出た全米注目の話題作で、日本語翻訳出版の1998年5月現在も上位ランクを続けています。この本の著者は霊の世界と交信できる霊媒なのです。霊媒というとなにかオドロオドロシイイメージが浮かんできますが、英語ではミディアム、つまり媒体とか仲介者を意味する言葉で、現世というこの地上世界に生きる人々と、この世を去って向こう側の世界に移り住んだ人々をつなぐ交流の懸け橋とでもいう存在なのです。・・中略・・TVに出演すると電話が全米はもとより世界中ロンドン、スコットランド、オーストラリアからかかってきます。電話の方が相談者霊の感情的様子がつかみやすいのだそうです。「亡くなった父はどうしているだろうか」「夫はもう生まれ変わっているのだろうか」「殺された妹は」等々こうした質問に、すぐさま関係する霊とコンタクトをとってメッセージを返していきます。まるで霊界と電話で話しているような感じです。相談者と出た霊の間でしか分からない印をメッセージとして伝えてくるので、相談者はそれとわかるのだそうです。

f:id:recoca1940:20201111165554j:plain

f:id:recoca1940:20201111165702j:plain

この本の中で紹介されている多くの「セッション」例のなかでRECOCAの非常な興味を引いたのは殺された霊との交信で殺人犯の逮捕に至って例です。ある相談者の身内の方は自殺と警察に認定されました。この人は他界後どうしているだろうかというコンタクト依頼でした。依頼にこたえて出た霊は、自分の死の原因は自殺なんかではなく、Aという知人に金銭トラブルで2年前殺されたんだという訴えでした。驚いた家族が警察に再捜査依頼の結果でAを尋問した結果自白に至り終身刑になったということです。

それから、興味を引いたのはペットとの関係。動物にも死後生がある。特に人間に可愛がられたペットは死後も個性を失わず、飼い主が他界してくると出迎えに現れる。

f:id:recoca1940:20201111171428j:plain

f:id:recoca1940:20201111171253j:plain

子供に先立たれた親のリーデイング例

f:id:recoca1940:20201111171630j:plain

霊媒とは、自分がやることに責任を持ち、誠実でなければならない。自我を捨てて心の底から対応しなければならない。なぜなら、これは人を癒す仕事なのだから。心を込めた誠心誠意の仕事であり、自分が人々に何をしているか、人々の人生にどんな影響を与えているのか自覚しなければならない、と著者は語る。

実は玉石混交ながら、霊媒はれっきとした職業で、米国の職業別電話帳に載っていると聞いたことがある。合理主義の権化に見える米国だが、こういう一面もあるのである。付け加えれば英国も同様であるようだ。