時の過ぎ行くのは本当に早い。
この実感は年とともに加速するようだ。そして、去年の花見の記憶がまだ鮮明なのにまた春が・・。
というわけで、桜はもう結構、桜のない、少々へそ曲がりの春の花見に行って来た。
場所は、国指定名勝殿ヶ谷戸庭園。東京駅から中央線で30分、
国分寺駅南口徒歩30秒という信じられない至近距離にある。
ここの花は、カンアオイ、かたくり、ハナモモ、アセビ、シャガ、フジ・・、要するに桜以外なんでもある。園内はハケを利用した起伏に富んだ庭に池、赤松、金魚、鯉、鹿おどし、そして湧水。
静かな散策にはもってこいの場所だ。
帰路立ち寄った、駅ビル5階の武蔵野茶房。
出てきたコーヒーカップの巨大さにまず驚き、やがて出てきたスイーツの巨大さにまたため息、そしてよくみるとカップに添えられた野の花一輪。なんとも心温まるおもてなしの一日だった。
・一輪の野の花添えて春のカフェ
・さざめきのふと消える間の鹿(しし)おどし
・幸せの色を重ねてこぶし咲く
・喜寿の春百へ踏み出す一歩かな