先の記事でも述べたが俳句の超人金子兜太氏が100歳近くの天寿を全うされた。
改めて「わが俳句人生」という本を読み返してみた。
300ページの大著であるが、大事なエッセンスはこのページにある。
私の言いたいことが全て端的な言葉でここに網羅されている。余分なことは一切言っていない。さすが省略の達人。俳句を深く極めれば、こういう森羅万象の本質を切り取る境地に達することができるんだということに感銘を受けた。
ただし、俳句自体は前衛色の濃い俳句で、正直いうと私は半分以上理解不能だ。しかし、俳句の背後にある思想には深く共感できる。今回この本を読み返してみて強くそのことを思った。
●博士から「三寒四温」というヒントを頂いたので、絵と俳句にしてみた。