中流の崩壊in日本

日本の最も深刻な社会不安は中流の崩壊にあるのかもしれませんね。普段は見ない7時のNHKを今朝たまたま見てそう思いました。コロナ禍で残業代などが壊滅してそれが表面化したようです。20歳、30歳代の正社員の年収がほとんど200~300万円ではホームレス寸前といって過言でないでしょう。この世代は派手に動き回る気力も体力も備わっているから、かれらが裕福でないと日本経済は確実にしぼみます。確かに高齢者層はそこそこ金持ちですが、せいぜいちょっとした旅行とか、孫の節目の祝いなど出費機会は知れています。もはや自然に任せておいて中流が回復浮き上がれるレベルではないと専門家のコメント。政府の強力な施策なしにはダメだといっていました。その政府が頼りないので先行きは暗いでしょう。韓国はおろか、インド、タイ、ベトナムなどアジア諸国に並ばれ抜かれることになるのは必定です。日本のレベルが今のままで、他国が追い付いてくるのならまだ許せますが、下手すると日本がどんどん沈んでアジア発展途上国レベルに落ち込むことだってありうるでしょうね。日本はこの20年何をしていたのでしょうか。