オミクロン他

オカリナ録音用の機材を修理に出しており2週間ほど収録できないので、暇に任せて今朝の朝日新聞を久しぶりに丹念に読んでみた。その中で目に留まった記事をいくつか備忘録のつもりで記しておく。例によって私が目星を付ける話題はメインの紙面を飾るものではなく、目立たないいたってマイナーな話である。

・日本も月探査船を投入

米国や中国の真似みたいに感じるが、一応大義名分はあるみたいだ。それは民間機関が世界で初めてロケットを打ち上げること。民間初の月探査計画を進めているのは日本の宇宙ベンチャー企業「アイスペース」。今年末に米国から打ち上げる。搭乗させる無人探査機は日本のJAXAアラブ首長国連邦UAE)等共同開発のもの。月に降りてからどのくらいの期間探査に耐えられるかが勝負だがなるべく長く耐えて面白い写真を撮ってくれたらいいなと思う。できれば月の裏側を。既存の写真には異星人の基地らしきものが写っているのがあるらしいので、それをはっきりさせれば歴史的大発見に日本も貢献することができる。

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・日本の平均賃金の停滞:先進国中際立つ停滞ぶり

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30年前のことを思い出してみると、日本の物価はヨーロッパやとりわけ中国韓国に比べてかなり割高高級感があり、外国からの旅行者は物価高であまり自由に買い物飲食出来ないという印象だと聞いていた。平均賃金を比べるとそんなもんだったかなと思う。特に韓国とは2倍の格差があった。私が2000年ころ韓国に出張で行った時の物価の比較からもそう感じた。ところがそれから20年、日本は30年前の水準で横ばい、一方他国はそれなりに成長、とりわけ韓国には数年前あっという間に抜き去られている。今のところは、賃金安且つ物価安定ということで一応生活は維持できるが、いつ賃金固定のままののインフレに振れるか分からない。その時こそ実質的に他国に抜かれサミットからもはずされ、落日の悲哀と生活の辛酸をなめることになるだろう。1990年からの30年の停滞は完全に政治の不手際、失敗の責任だ。なぜこうなったかを追求するのが学者・マスコミの役割のはずだが、御用学者・御用マスコミばかりでまだ一向に出てこない。

・オミクロン、肺で増えにくい傾向 動物実験で解明

東大、国立感染研のグループ。ハムスターに実験で世界の有力紙ネイチャーに投稿。

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既に多くの医療機関の実績からこのようなことは分かっていた。それをハムスターを使ってダメ押ししたという感じの話。鼻に付くウイルス量は多くないということである。にもかかわらず感染力が強いメカニズムはまだ分からないとしている。

素人の見立てだが、感染力と毒性は反比例すると思う。なぜなら、まず毒性が強ければ強いほど感染者の重症化と死亡率が高いから感染の機会が少ないはず。毒性が弱ければ感染者は元気だから動き回り感染の機会が多くなる。現在のオミクロン株がまさにそれだと思う。