「教」が「政」にすり寄るロシア

「教」が「政」に巻き込まれてどうする。

ロシア正教会の最高指導者はどうやらプーチン氏と一心同体のようである。新聞報道によれば次のような説教をしたとのことである。「ロシアとウクライナは一つの民族だ。しかし人類の敵は私たちの民族関係にウソを投げ込み紛争へ発展させる。」、「国家は武力行使する法的権利を持つ。法に反する国民を従わせ、他国を脅威とみなせば強制的に排除する。」、「悪魔がいるところには必ずウソがあり、今は対立を深めるためのウソが蔓延している。強い、非常に強い国になったロシアを弱体化させようと友愛の民を利用するとはなんと卑劣なことか。」つまるところ、キリスト教は11世紀十字軍、魔女狩りと何ら変わらないことを露呈している。バチカンの神父は、これを聞いて、この総主教はプーチンと心中する覚悟なのかといって落胆したそうだが・・。私たちから見れば、「悪魔」とはプーチン氏その人であることは見え見えなのだが、宗教の色眼鏡をかけると悪魔が天使に見えることがあるようだ。