老化(2)

ー箸が転がっても笑い転げる。ーこれは思春期の特徴だ。これは、この時期、人の感情、感受性、知性を司る脳の働きが極めて活発なためである。

 

ところが思春期を過ぎると、せっかくの豊かな感受性は見る間に衰える。その理由は、活発な脳の動きにブレーキをかける抑制物質が分泌し始めるからである。そのため壮年、老人に至るまで感受性は下降線の一途をたどる。

 

では、死ぬまで瑞々しい感受性を保つにはどうするか。抑制物質を取り除けばいい??答えはNOである。そんなことをすればすぐに脳は使いすぎで壊れてしまう。その結果、アルツハイマー状態になってしまうのだそうである。

つまり、思春期から、抑制物質を分泌させて脳の活動を衰えさせるのは、脳を壊さないための防御作用だった!ここまでよく考えられた人体の仕組みーいったい誰の作品、偶然の進化?それとも神様。

 

結論:年とともにぼけていくのは自然の摂理で、重要な意味がある。堂々とぼけていけばよい。