寒中の梅一輪/緑茶の効能。

予報では日中は10度。しかし朝は寒い。

そんな中、女房に言われて庭の古木を見たら小さな梅が一輪だけ青空に燦然と自己主張していた。回りにはまだ多数の蕾。一人だけのフライング咲きかも。

・空の碧梅一輪の愛おしき  RECOCA

◎緑茶の効用

コロナ流行初期からネット上で緑茶の免疫増強効果が言われている。

実際にその効能はどんな具合だろうと思っていた。

昨日図書館で、緑茶は健康にとって結構な効能があることを述べた本を見つけた。

医者いらずの本 石川恭三著杏林大学医学部名誉教授

・がん予防

カテキンの効果により、胃がん、大腸がん、肺がん、膀胱がんの予防。カテキンは突然変異、ガン化促進、転移などすべての段階でのがん抑制効果あり。カテキンは食物の焦げ、排気ガスの発がん物質と反応して別の物質に変えるのでがん化を防げる。細胞のDNAの傷の修復の活性化、活性酸素の消去作用などがある。

どのくらいお茶を飲めば効果を発揮?

埼玉県立がんセンターによる8千人の調査結果。

緑茶を日に10杯以上飲む人のがん発生率は3杯以下しか飲まぬ人の約半分であった。動物実験から食後ばかりでなく食前にも飲む方が効果的であることが分かった。

・抗菌作用

細菌を攻撃する抗菌作用、毒素を解毒する抗毒素作用、ウイルスを押さえる抗ウイルス作用も備わっている。

病原性大腸菌O157は緑茶で5時間後殺菌。コレラ菌、ピロリ菌、院内感染のMRSAにも殺菌効果あり。

インフルエンザウイルスに通常の四分の一の濃度の緑茶をあたえたところ感染力がほとんど消失した。カテキンがウイルスの表面を覆って細胞に付着できなくするからである。緑茶でのうがい効果がありそうだ。(この本はコロナ前の出版なので新型コロナについては言及されていない)