老化二題と音楽の神秘体験

徒然なるままに、はてなブログに移ってきた当時から今までのことを思い返している。はてなブログに移ってきたのは記録によれば2014年。それまではライブドアのブログにいた。それが、あるPC本ではてなを推奨していたので物は試しと移籍して6年もたってしまった。確かにはてなは会員の交流についてのサービス機能が整っている。それがはてなの良いところでしょうね。コメントとかスターとかブックマークとかいろいろ揃えてある。しかし、私の場合最初の2年間全く縁なしだった。PVも10前後。その状態で2年間推移。そんなロビンソンクルーソー状態で何が面白いのかと思うかもしれないが、わたしのブログ観ではそれが普通だと思っていたし現在も心の奥底ではそう思っている。つまり、見ず知らずの素人の駄文に付き合う奇特な人などいるはずないと思っているからである。読者も定かでないのになぜ書く。それには既に兼好法師が答えている。書かないとそれを離せないからである。読者の存否とは無関係。それがある事件をきっかけに突然状況が変わり、大勢のコメント交流の仲間ができたのである。そんな賑やかな期間は2年ほど続いた。そして徐々に終焉。理由は大抵の場合2年ほどでブログをリタイアされるのが常だからである。そして現在。本来の静寂な時を過ごしている。

で、今日の本題ですが、そんなロビンソンクルーソー時代の記事でも結構面白いのがあるなと思ったので、そのうちの3篇をここに再掲しました。

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老化

NHKTV番組「ミクロの大冒険」。

老化について私にとって驚くべき知見が得られた。普通、私たちの体の老化というと、いろんな部分が耐用年数を過ぎたがゆえに徐々に衰えてゆく、というイメージを浮かべるが、実際はそんな生易しいものではないのだそうである。

本当の「老化」の犯人は「免疫細胞の老化」。免疫細胞は思春期までは活発に機能するが、それ以降は年を重ねるにつれて活動が衰える。もちろん数も増えない。70台の活性度は最盛期の1割程度とのこと。

 こうなると不思議なことに、この機能不全の免疫細胞が全身にばら撒かれて、脳や血管などの臓器を攻撃し始める。これによって、心不全脳梗塞など老人病が起こって死にいたる。これが老化の実態だそうである。

 いうことは、機能不全に陥った免疫細胞を生まれたての活発な細胞に入れ替えればよい。しかしこれは言うは安し、行なうは不可能だった。しかし山中ノーベル賞教授のIPS細胞によって可能になりつつある、というのがこの番組の骨子だ。 

ゆくゆくは寿命1000年も夢ではない?とのことだが、わたくし個人としてはこんな研究は大反対である。考えても見てください。世に憚るヒトラーのような暴君が1000年も君臨するのですよ。あいつは年だからもうすぐ死んでくれるという希望だけを頼りに耐えている庶民の希望をどうしてくれるのですか。

( 免疫機能の著しい低下が老化の本質。だから老人のコロナ高死亡率となって表れている。)

老化2

ー箸が転がっても笑い転げる。ーこれは思春期の特徴だ。これは、この時期、人の感情、感受性、知性を司る脳の働きが極めて活発なためである。 

ところが思春期を過ぎると、せっかくの豊かな感受性は見る間に衰える。その理由は、活発な脳の動きにブレーキをかける抑制物質が分泌し始めるからである。そのため壮年、老人に至るまで感受性は下降線の一途をたどる。 

では、死ぬまで瑞々しい感受性を保つにはどうするか。抑制物質を取り除けばいい??答えはNOである。そんなことをすればすぐに脳は使いすぎで壊れてしまう。その結果、アルツハイマー状態になってしまうのだそうである。

つまり、思春期から、抑制物質を分泌させて脳の活動を衰えさせるのは、脳を壊さないための防御作用だった!ここまでよく考えられた人体の仕組みーいったい誰の作品、偶然の進化?それとも神様。 

結論:年とともにぼけていくのは自然の摂理で、重要な意味がある。堂々とぼけていけばよい。

 

アンサンブルと神秘体験

バロック音楽はなぜ癒すのか」

           竹下節子

この本は、いまではどこの図書館にも常置してあるが、この中に驚くべきことが書かれていた。アンサンブル中にテレパシーなどの神秘体験をするというのだ。

「・・・だから自分のパートに集中しながら全体に気

を配らねばならないアンサンブル演奏は私にとっての「お手軽神秘体験」だったのだ。

気の合う仲間仲間とトリオでバロックをやるようになってからはテレパシーすら体験できるようになった。弾き始めるとメンバーの健康状態や精神状態まで手に取るようにわかったり、弾いてる途中で誰かが曲の解釈を変えてみようと思うだけで直ちにそれを感知できる。

トリオの側に4人目の誰かがいる気配を全員が感じたこともある。

合唱でも簡単な連弾でも、誰かといっしょに音を創ることで出来る手軽な「神秘体験健康法」をぜひためしてみよう。」

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RECOCAも多少神秘体験もどきを体験したことがある。リコーダーの発表会でソロ演奏の出番の時。ゆびのふるえでどうしようもない時、隣に数日前に亡くなった先生の気配を感じて瞬時に落ち着かせてもらえて自然に指が動いていたという経験。