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お坊さん便

昨夜のTV、「お坊さん便」には驚いた。こういうものがあることを始めて知ったので。

要するに、葬儀や法事の僧侶を「アマゾン」経由でレンタルすること。まさに揺りかごから墓場まで、アマゾンは何でもありだ。そのうちに格安墓地の販売でも始めそうな勢い。お坊さん便を利用した人の口コミを見ると、非常に満足しているみたいだ。結局世間並みよりかなり格安であることに加えて、料金が事前に決まっていてる透明性が受けている理由。いわゆるお布施というものの不透明性が既存の寺の嫌われる大きな原因である。同じ理由で寿司屋の「時価」が嫌われ、回転寿司に座を奪われたようなもので、この流れは必然だ。

これに対して仏教協会が猛反発してアマゾンにやめるよう抗議行動を起こしているとのこと。理由は明らか。新しい商売敵の出現はけしからんということだろう。

しかしただけしからん、というだけでは子供のけんかにもならないので反対する大義名分が必要だ。そこで持ち出した大義名分が振るっている。曰く、「アマゾンのようにお布施を価格制にするのはお布施本来の趣旨に反する。お布施というものは依頼者の信仰心の多寡によって、依頼者が自由に決めるものだ。」

これに対しては私の反論を述べておこう。わたしの知っている寺のお坊さんに、「このようなお布施は受け取れません。」といって付き返す人がいる。要するもっとよこせということ。これって、「お布施の趣旨」にはんするのではないか?

加えて著しく透明性を欠く制度に「戒名」がある。死後の名前に位があり、生前の社会的地位が高いと高額な戒名を授かってしまう仕組み。ところで「戒名」ってなんだろう。本来、生前に受ける名前のことですよ。ようするに、キリスト教徒が洗礼時にもらう「クリスチャンネーム」と同じこと。辞書を見てみよう。

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仏教徒でもないのに、しかも死んでから付けられたって何の意味もない、と偏屈なわたくしは思う。しかも、有料ってどうよ?そういえば、囲碁や将棋の段位免状は高段者ほど値がぐんと張るが、あれと同じと思えばまあいいか。

参考のため、お坊さん便戒名の相場が出ていたので貼り付けておこう。

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文句たらたら、のついでにもう一つ。葬式や法事で読んでもらうお経って意味あるのかな~?誰に対して読んでるの?死者それとも参列者?①仮にいわゆる魂というものは無く、死んだら無に帰するとしよう。さすれば聞いてるものが無いのだからもとより無意味。②そうでなく、死後にも生存する魂が存在するとしよう。すると聞いてるものは存在するのだが、仏教の素養がないので聞いてもチンプンカン。よってこれも無意味。③死者が対象でなく参列者に読み聞かせるものだとしたら・・この場合も②と同じ理由で無意味だ。

時々、あのお坊さんはお経が短いといって文句を言う人を見かけるが上記の意味でナンセンス。

では、お葬式とはどうあるべきか、必然的に答えは出てこよう。