AIが世界最高の碁の棋士に勝ったり、将棋でも名人クラスを凌駕しようという時代だから、たかだか17文字の俳句などたちどころに全文字の組み合わせの句ができるはずだが、最近のAIはやみくもにすべての組み合わせを作るのでなく、人間みたいな学習過程、つまり古今の例句に矛盾しないような組み合わせを見つけていくのが真骨頂である。そこで、いまネットに出ている一例を見てみると、
まだまだ、突拍子もない組み合わせに終始していているが、逆に常識にとらわれた人間には、発想の飛躍という面で参考になるヒントがあるような気がした。これがさらに進化すると面白いことになりそう。
俳句ロボットの作で使えそうと思ったのは以下の句。
・菊日和私はいつもわびしそう キヨヒロー
・ことごとく菊の揺らぎを縛りけり ゆかりり
なお、自動短歌作成ロボットもあります。
さて、今日のわたくし人間の句は「秋風」
・秋風や笛に寄り添い夜もすがら
・秋風やギターの弦の新しき
・初ものの里芋旨し風爽やか