〇RECOCAのオカリナで女ひとり(改訂版)
この歌は永六輔、いずみたく、デュークエイセスのゴールデンコンビ。1965年ご当地ソング京都版。三千院、高山寺、大覚寺が登場します。この歌のヒット後、京都を和服で歩く女性が増えたそうです。
〇昨夜はエデンで夕食
鯛しゃぶという珍しい鍋のメニユーを初めて試した。肉の代わりに薄切りにした鯛の切り身でしゃぶしゃぶ。鯛の切り身は新鮮で生食可能だから、一瞬沸騰したつゆにつけるだけでよい。このつゆが塩味のすこぶる美味でそのまま飲んでもよい。鯛のしゃぶしゃぶで鯛の味がつゆに加わったところで付け合わせの野菜を入れる。最後にこのつゆにラーメンを絡めて〆る。ポン酢と味噌のつゆも選択可能。話のタネにトライしてみてはいかがだろうか。
鯛しゃぶのメニューはセットになっていて、鍋の前に新鮮なお造り、鴨肉添えのサラダ、茶碗蒸し(この日の中身は珍しく白子の珍味)が付く。ドレッシングがエデン特性なのが良い。
ここに来るといつも食べすぎになる。ワカサギの天ぷらがお勧めらしいので試してみたらカリカリに揚がっていて塩味のすこぶる美味だった。刺身、焼き魚に匹敵する看板メニユーといえるのではないか。よく知ってる客なのか、両隣りの席でもこれを注文されていた。胡瓜の塩昆布和えというのも初めて食べたが捨てがたい一品である。
さて、東久留米の飲食店は存続が難しい。特に何か特色のある気の利いた店ほどその傾向がある。長く続くのは何の変哲もなく目立たない店かチェーン店。東久留米が田舎のせいなのか何なのか本当の理由は分からないけれど、過去の事実はそうなのである。8か月近く営業してきたエデンがどういう位置づけで受け入れられているのか大事な正念場であろう。一つ際立った特徴は、居酒屋という触れ込みにかかわらず女性客が過半数を占めていること。入りやすい店の雰囲気ということが一番だろうけれど、料亭風の味つけへの支持も大きいと思う。実際平凡なチェーン店との違いは一口食べてみればすぐわかる。これだけの品質をこの庶民的値段で提供することの意味を分かってもらえるかだが、東久留米という場所柄の難しさを考えると先行きは不透明である。
何か気の利いたイベントで盛り上げるというのも一つの手段である。現在やっているのは月一のキッズレストランであるが、小規模のコンサートなんかをコラボさせるのも考えられる。知り合いのプロのケーナ奏者を考えているらしいが、オカリナだってありうる。誰を呼ぶかって。勿論RECOCAをおいてほかにないでしょう、なんちゃって。逆効果にならぬよう慎重審議が必要だ。
〇経済評論家の森永卓郎氏が気になる予想を述べている。2020年は日本発バブルの崩壊だというのである。東京五輪のバブルの陰りはすでに数字に表れており去年の消費増税で加速気味とのこと。これが現実になると、先日この欄で紹介した東京再開発は幽霊事業と化す。そして米国にも波及するから11月の大統領選でのトランプ再選はない、と言う筋書き。ただし経済学者の予想はいつも眉唾が大きいからそんなに身構えなくていいと思うがどうなんだろう。
こんな句を作ってみた。
・五輪後の奈落悪夢の寝正月
〇本当に温暖な冬
この気候にふさわしい季語として「春隣」がある。本当はもっと後なのが本当なのだが、この季語を使ってみたくなる昨今である。
・猫と居るサニールームや春隣
・目玉焼き今朝は両目で春隣
・二次会へスキップ軽し春隣