休業補償

天声人語から。

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このコラムに全面的に賛同する。

外出自粛要請にもかかわらず、例えば銀座に繰り出す人もいて非難されている。店が開いていれば入店する人が出てくるのは仕方がないし、この人たちを非難するだけでは解決しない。

今開いている全部閉店してもらえば人出は激減するであろうが、しかしそれでは店の経営が直ぐ行き詰まる。従業員解雇や場所代家賃が払えなければ倒産するしかない。これは銀座に限らず吹けばすぐ飛ぶエデンだって同様、あるいはもっと危険な状況であろう。5月開業からやっと1年持ちこたえられそうかという矢先の災難。

コラムの趣旨は、現状のような店側の自主的営業自粛に甘えるのでなく、営業停止を命じてそのかわり十分な休業補償を個人救済でなくコロナ対策費として予算化すべき、というもの。英国ではすでに行われている。上限33万円だそうだが、銀座なんかでは雀の涙だろうが、例えばエデンなら相当な援助になる。この個人救済でなく感染予防費と位置付ける、というのがみそだ。なぜなら、日本では税金(現金)を被災した個人に支給するというシステムがないからである。

それから再度いうが、銀座のクラブの自粛に言及するが、相変わらず最大のリスクに見えるパチンコ屋の営業自粛に言及しないのはなぜか。ひょっとして安倍政権は自民党のパチンコ利権集団に忖度しているのではないか思えるがどうなのだろう。これまでの一連の安倍首相の身びいきな態度。李下に冠を正さずの態度に徹していればあらぬ疑いはかけられずに済むはずだが。