帰ってきた野良猫

我が家の軒下を野良猫の餌場にしている。なぜかというと、ネズミが近づかないように猫にあたりを徘徊してもらいたいからである。特に冬場などは天井裏がネズミの運動場になることがしばしばあった。その都度あらゆる手を施したが限界があった。どうもネズミの侵入口は軒下の空気取り入れ口のようなので、そこの前に猫の餌を置いて野良猫を呼び込んでみた。するとしばらくしてどこからか一匹やってきて餌場にするようになった。同時に効果てきめん、ネズミの気配はどこにも感じられなくなった。おかげのこの冬場は心穏やかに過ごすことができたという次第です。

ところで野良猫の世界も生存競争は厳しい。自分の餌の確保のためにはマーキングなどでバリアを張らなければならない。それでも弱肉強食の世界だから弱ければ餌場を駆逐される。実は、この半年で4代の猫が入れ代わっているのである。1か月前にかなり餌の供給人(つまりRECOCA)に慣れていた第2代目が来なくなり、かわりの猫(4代目と命名している)が徘徊するようになった。この居なくなった猫はかなりの貫禄で、写真の如く目つきもヤクザっぽいので簡単にテリトリーを乗っ取られるような玉ではないのにどうしたのかと心配していたら、あの寅さんのように今朝ふらりと帰ってきた。思うにどうもいろんな場所に餌場を確保しているようである。心配して損をした。

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帰ってきた野良ちゃん