オミクロン株の毒性はいかほどのものか?
この問いに答えるのはとても簡単です。毎日の新聞一面に出ている感染者数と死者数からすぐに計算できます。
まず次のことを前提とします。
・感染者数と死者数の今日までの累計は、オミクロン株以外つまりデルタ株以前の数字であると仮定する。オミクロン株の出現と感染拡大はこの1か月間に限定されるので、この仮定は大略許されると思う。
・今日の新規感染者数と新規死者数は全てオミクロン株によるものと仮定する。
さてそのうえで1月28日朝日新聞の数字を引用します。
国内の累計感染者数⇒約244万人
累計死者数⇒1.9万人
従って、致死率は約0.8% これが新型コロナ全体の致死率。大略デルタ株以前の数字と見て良いです。
一方、新規感染者数⇒7.9万人
新規死者数⇒47人
従って致死率は0.06%、これがオミクロン株による致死率です。
全体の致死率0.8%と比べると、オミクロンは0.06と一桁低くなっています。つまり毒性が従来株より一桁弱いということを表しています。
では、インフルエンザと比較するとどうでしょうか。
2019年における季節性インフルエンザの致死率は、推計値ですが0.02%程度という数字があります。(ただしこの数字は関連死を含んでいます)ですから、オミクロン株の毒性は季節性インフルエンザとオーダー的には同等クラスと言えるものだと思います。
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私の好きな童謡(唱歌?)
①野菊
②四季の雨
③田舎の冬