マスクの意味は?

今週末から1週間は九州や本州で最高気温35度以上が続く予報です。東久留米は月曜37度と書いてある。数字見るだけで熱中症もどきになります。理由はチリ沖の海水温異常(ラニーニャ現象・エルニーニョの逆)ですがもう一つあります。アフリカ大陸とオーストラリア大陸にはさまれた海洋の温度異常。この二つは単発でも日本に異常酷暑をもたらしますが今回はダブルパンチなのです。いわば、真夏に厚い布団を2枚かけた状態なのだそうです。ですからことによると東京で40度になるかもしれないという記事が出ていました。そんなときは日本一熱いことで最近売り出し中の宇都宮なんかはどうなってしまうのだろう。想像しただけでご愁傷さまと言いたくなります。おまけに電力不足の追い打ちも痛いですね。

 そんな中で相変わらずの室外でのマスク着用の慣行。やっと日本のお上に置かれましてはさすがにまずいと認識されたようで熱中症防止にかこつけて適時マスク不要のメッセージを出されました。

しかし2年以上染み付いたマスク顔の素をさらすのは抵抗があるみたいです。気の毒にこの思いは子供に多いとのことです。本当は子供こそ一番にマスクを外すべきなのだが。

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近藤誠氏の著書「副作用死ゼロの真実」ではマスク不要の理由がはっきり書いてあります。新型コロナウイルスの感染経路には三種類あります。①飛沫感染、②接触感染、③空気感染の3種類です。新型コロナ発生当時は③はなく、①と②が主だといわれていました。①に対しては完全ではないがマスクが一応有効です。②を防ぐには手洗い、机、ドアノブなどの消毒が有効です。世界中特に日本ではこれらを徹底してやって来ました。ところが2020年の外国の論文で空気感染することが実証され、次々とその証拠の事実が出てきました。そして感染の主たる経路は空気感染と飛沫感染いうことになりました。そうすると手洗い、ドアノブ消毒は無意味ということになります。マスクも近距離の飛沫対策以外は無意味になります。日本ではなぜか空気感染が主たる感染経路であることを認めず、今年1月になっても対策はマスク手洗い消毒に拘ってきました。しかし世界からの指摘もあって、この3月、やっと主たる感染経路は空気感染だと認めるに至りました。そうすると対策も変わってきます。最も重要なのは、今まであまり言及されなかった「換気」が最重要対策になることです。アクリル板の仕切りも空気感染予防にはほとんど意味はないそうです。外気でのマスクも空気感染には効果ゼロです。

空気感染が主体となるとインフルエンザと同じですが、実はインフルエンザにはマスク手洗いは効果なしの無駄な行為であるという試験結果を表した論文がすでに2010年以降10件以上も出ているそうです。これらをすべて総合した「メタ解析」という手法では、「マスクと手洗いでインフルエンザを減らす効果」は認められませんでした。(2020年の論文)

極めつけは、今回の新型コロナに対してマスクの効果の比較試験をした結果の存在です。デンマークでの試験。最初にネットで結果発表されたのは2020年11月。ここにはっきりマスク有無でコロナ感染率に差なしと書いてあるそうです。つまり、1.5年も前に学問的に分かっていることを日本政府および専門家は無視し続けてきたことになるのではないでしょうか。お上の言うことの鵜呑みが如何に危険か今回も思い知らされて頭に来ているところです。

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日中36度の落合川の夕涼み。きのう午後6時半。気分よさそう。

合川、腰水の図