メタバース:資本主義の最前線らしい

メタバースをご存じですか。もしご存じなら、素晴らしい、ハラショー!です。いまや、近未来の資本主義の潮流最前線だそうです。10月18日放送BSスペシャル「欲望の資本主義」で初めて知りました。TV不要とよく言われるが、選んで見る分には極めて有意義なことを実感した番組でした。

メタとは超、高次の意味。バースはユニバースつまり空間、世界。両者をくっつけた造語です。一言でいえば、インターネット上に築かれた(仮想)空間で、そこで多数の人々が社会生活を営むことができます。物品や仮想の土地、オフィスなどの売り買いなどの経済活動、会社勤めもできるという、ゲームなのか現実なのかよくわからない夢現の環境です。この環境はSNSの未来形と言われ、今そのプラットフォームの構築に多数の新興企業はじめ名だたる企業が乱立しのぎを削っている状態だそうです。やがて現在競争している企業は淘汰されてマイクロソフトやアップルのような企業が勝ち残ってメタバースの時代が来る。その実現の目標は2030年頃といわれています。1995年のパソコン、2007,8年のスマホに続く第3のイノベーションと言われる大事件になります。メタバースプラットフォームの構築およびその利用規模はなんと100兆円といわれる巨大市場です。そしてこの業界の成長率は年39%の状態が2030年まで続く見通しです。

メタバースはPC,スマホのように、これから我々がどんどん金を使う場になっていく。今後メタバースの世界はほっておいても必ず来る。」

ネットワーク上に構築されたメタバース空間(プラットフォーム)に利用者はゴーグルをつけて参入します。

ただし、思い思いの自分の分身(アバター)として飛び込むのです。こう聞くと単にゲームのように思いますがそうではなく、彼らはただ交流するだけでなく、いろんな娯楽、社会生活、経済活動、つまり現実世界と同じ活動を行います。そこで流通するのは仮想通貨。

以上のような説明でピンときますか。私は半信半疑でした。メタバースという言葉は聞いたことはありますが、PCゲームの話だと思っていました。去年でしたかフェイスブック社が社名を「メタ社」に変えましたね。気が狂ったのかと思いましたが、メタバースのプラットフォームの構築に社運を賭けるつもりなのだと思います。

それで急いで図書館へ行きメタバースの本を借りてきました。

数日考えてみると、メタバースとはプラットフォームの内容次第で、我々老人あるいはとりわけ障害者等社会的弱者に非常な恩恵をもたらす可能性のある世界であることに思い至りました。そこで次回に、こんなことが出来るメタバースのプラットフォームが実現したらいいなとど素人の私が空想する世界を語ってみようと思います。