宮沢先生の言いたかったこと2点

昨日の続き。

学者の信念を貫いて京都大学を退職に追い込まれた宮沢先生が言いたかったことの一つは昨日も書きましたように、今回流行した新型コロナウイルスは蝙蝠からの自然伝染でなく人工物である(人間の手が加えられている)ということです。

実は、宮沢論文の重要な論点はもう一つあります。それはWHO(世界保健機構)の画策している動きについてです。WHOは今回のような世界的な感染症の流行(パンデミック)は今後繰り返し襲ってくると予測しています。この予測は正しいと思います。それに正しく対処するため世界共通のパンデミック対処方針を策定しようとしているそうです。これをパンデミック条約と名付けています。この条約が発布されると加盟国はパンデミックの時にはWHOの決めた方針通りに動くことが求められます。これが極めて危険だと宮沢先生は説きます。例えば不要不急の外出をやめる(いわゆる自粛)とかワクチンとワクチンパスポート義務化、出入国時のワクチンパスポート提示などをもしWHOが決めると加盟国はそれに従うことが要求されるようになります。今回例えばスエーデン他のように自粛を最小限にして自然免疫獲得に任せるなどというオプションは許されなくなります。感染症に百%正確無比の対象法などありえない中でこのような縛りを設けられたら、それが誤っていてもWHOと一蓮托生の道を歩まざるを得ないことになりますよね。宮沢論文ではその危険性を声を大にして唱えているのです。しかもWHOは今や政治色の強い組織に変色しています。トランプ前大統領は中国色を嫌って脱退を表明したほどです。そんな組織の科学的な態度など如何ほど信用できるのでしょうかと私は直感で思います。パンデミック条約は来年5月締結予定だそうです。このままいけば国連信奉国の日本はWHO条約を無条件で受け入れるでしょう。

もし日本に骨太の野党があれば跳ね返す力があるかもしれませんが、単に庶民がその危険性を認識したくらいではいかんともし難いというのが残念な点です。

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