大事件の年明け

地震に飛行機事故。二度あることは2度で終わりにしてもらいたい。3度目はいい方の事件なら大歓迎だが。例えばロシアとイスラエルが突然戦争やめると言い出した、とかね。

能登地震は3年前から小さい規模の群発地震としてだらだらと続いていた。太平洋側から斜めに沈み込むプレートが能登の下を通っている。このプレートは海洋の水を含んでいる。その水分が能登のあたりで絞り出されて地表付近にある小さいクラックに作用して地震を起こす。水が油の役目をしている。

しかし今回のM7.6の地震はこれらの群発地震とは桁が違う。M7.3だった阪神淡路大地震を凌ぐ規模。ということは能登沖の地下に大規模な断層があり、地下から湧き上がった水が油の役目をして断層を滑らせたものと思われる。

驚くべきことにこの断層の存在は未知であったらしい。この辺りは日本海側の原発銀座である。今回は幸いなことに原発事故に至らなかったが、今回の件でますます原発の存在に寒気がしてきた。それから素人の妄想なんだが、地震の発生は既知の活断層、つまり過去に活動経験のある断層のみで起こるのだろうか。それだったら活断層を探してそれを避ける形で建設すればよいのだが、整然とした地層が突然新しい断層となることはないのだろうか。いわゆる「活断層」だって初めて動いたときは整然とした地層だったはずである。この考えが妄想でないとすれば、それこそ日本列島全体が地雷原と同じで由々しき事態だ。

能登地域の悲劇は地下からの水の供給が続いているということで、これは近い将来また同じことが起こる可能性があるということである。震度7がいつ起こるかわからん場所に住む恐怖、心よりお察し申し上げます。

羽田空港飛行機衝突事故

これは青天の霹靂。TVの動画を最初から見ていた。着陸した旅客機が突然火だるまになって滑走。しかも停止しても鎮火の形跡なく乗客が出てくる場面もなく・・そのうちに鎮火どころか機体全体が火だるま。これは全員ダメに違いないとおもった。しばらく後に旅客機側全員生還のテロップ。これは奇跡ですね。聞くところによると乗員による脱出訓練は徹底しているらしい。満席の乗客を90秒で機外へ出す訓練が真面目に行われた賜物でしょうね。

原因はヒューマンエラーだが両方の機長が生存しているし管制官との交信記録を見れば誰のエラーかすぐにわかるでしょう。

一つ気になることと言えば、飛行機の火災が消火作業にも関わらず消えずに全焼したこと。このエアバス機は最新機材でカーボン何とかという材質であるらしい。エアバス社は調査に来るらしいが、ぜひもっと不燃に特化した材質を採用してもらいたいと思った。