食の多様性を維持しよう

◎東久留米(東京多摩西方)2シーズンぶりの積雪

しばらく雪が積もらなかったから長靴がどこかに消えてしまっていて、歩くのに大変だった。

◎それでも黒目川(東久留米市内を流れる小川)には鳥の宝石かわせみが姿を見せる。

◎食の重要性

食べるということは人間にとって重要である。とりわけ老人にとって大事だ。長寿の方は例外なく健啖家である。若い人では病的肥満につながる飽食は避けねばなりませんが、高齢者は別だそうです。(週刊新潮2023.1.19号)65歳以上の高齢者1000人超対象とした8年間のBMIに関連した興味深い調査があります。

引用

「太っている人、少し太っている人、少しやせている人、痩せている人にグループ分けします。追跡8年後の生存率は「痩せている人」だけが明らかに低く、残りの3グループではほとんど差がありませんでした。また、栄養指標をもとに分析した結果、最も栄養値が高いグループと最も低いグループを比べた場合、後者の死亡リスクは1.5~1.65倍であることが分かりました。さらに心血管疾患の死亡リスクは、高栄養グループと比較して、低栄養グループはその2.5倍です。こうしたことから導かれる結論は①栄養状態の良い高齢者は生存率が高い。②栄養状態が悪くなりすぎると死亡リスクが高まる。つまり元気で長生きする人ほどしっかり食べ、たっぷり栄養を摂っているといえるのです。」引用終わり

つまり、高齢者ほど草食系を避け肉食系であるべきなのですね。それには歯のケアが基本的に重要ということです。これは健康管理の項目として見落とされがちなので気を付けましょう。

さらに同紙には栄養バランスについて興味深いことが書かれていました。バランスを維持するには一日30品目を食すことが重要とよく言われますが、もっと覚えやすい数え方について紹介されていました。

食品30品目を覚えるのでなく、10の食品群を覚えてそれぞれの食品群を1日1回食べれば1点とし、毎日9点以上のスコアを目指すのです。そして、肝は各グループな頭文字をつないでそのフレーズで覚えるのです。その食品グループは次の通りです。(カッコ内は頭文字)

①魚類(さ)②油を使った料理(あ)③肉(に)④牛乳・乳製品(ぎ)

⑤野菜(や)⑥海藻類(か)⑦いも(い)⑧卵(た)⑨大豆・大豆製品(だ)⑩果物(く)

かっこの語を続けるとそのフレーズは⇒「さあにぎやか、いただく」となります。

なお食べる量は問題にしません。少しでも食べれば1点。長期的に見ると量よりも多様性が重要だからです。この中にご飯や麺類が含まれていませんが、これら主食はほっておいてもほとんどの人が食べます。主食の量を抑えておかずを増やす。これによって多様性が促進されます。なのでおかずから食べ始めご飯などはそのあとにするとよいです。

RECOCAが2月7日の朝食+昼食でカウントしてみたら9点あった。ないのは①の魚介類。これを夕食に食べれば満点の10点になる。毎日こんなにうまくいくとは思えないが、2.3日くらいで9点になるくらいの気楽な感じでやればよいそうです。