NHKBSの番組名曲アルバムで、日本のクラシック歌手の歌うシェルブールの雨傘が放映されていたので採録した。この曲は1964年の同名の映画のテーマ曲で、映画も曲も今だ根強い人気である。曲の作詞はジャック・ドゥミ、作曲はシャルル。ルグラン。演奏はソプラノ幸田浩子、バリトン坂下忠弘、東京フィルハーモニー交響楽団、指揮阪哲郎。
この映画はセリフが一切なく音楽と歌で進行する画期的なミュージカル映画である。主演はカトリーヌ・ドヌーブ、舞台はフランスノルマンジ―。雨傘屋の娘の戦争による悲恋が主題で、現在もロケ地を巡るツアーが行われているとのこと。
youtu.be戦争による別離の悲恋は戦争好きの人間にとって格好の映画芸術テーマと言ってもいいだろう。古典的な戦争が復活している現代ではなおさらである。そういえば古くは日本の二十四の瞳もそうだった。これらは静かなる反戦映画である。
ところでRECOCAは1年前同曲のオカリナ演奏をアップしている。その再生回数が3.6万回という自分としては驚天動地の数字をたたき出しているのでここに再掲する。