健康に資するもの

◎意外な例

オルゴールの音

これは心身の安定に役立つらしい。


オルゴール療法というのも実際にある。オルゴールの音の特徴は可聴域を超える高周波(例えばイルカ、コウモリ)から超低周波(例えばクジラ。ゾウ)まで非常に広い領域の周波数を含んでいることである。これが脳幹と視床下部に届き、脳が持っている自然治癒力を高めて各臓器の働きを正常になるように管理する。医療検査で視床下部の血流が増加することが確認されている。

ちなみに、CDやテープ録音の音は高周波領域が録音できないので、オルゴールをCDやテープで聞いても効果は半減する。また、オカリナも癒し効果があると思うが、オカリナの音を周波数分析するときれいな正弦波になる。つまり含有するのは単一の周波数である。これは広い周波数帯を含むオルゴールの音とは真逆の性質だ。なので、オカリナにも癒し効果があるとすれば、それはオルゴールとは別の原理で発現するものと思われる。

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◎にんにく

ニンニクは何度も取り上げているが、今回はビタミンB1の吸収助長効果について。

ニンニクには古くから疲労回復効果があるといわれている。ではその原理はどうなんだろうか。疲労回復の効果があるビタミンB1の吸収をより助けてくれる効果が期待できるのである。

疲労回復には糖質からエネルギーを作り出すビタミンB1が不可欠である。これは玄米や豚肉に多く含まれている。しかし玄米や豚肉を大量に食べても一回に吸収されるのは僅かだけ(10g)だけである。だからビタミンB1は一般に体内への吸収が難しい成分と言われている。

さて、ニンニクに含まれている成分のアリシンはビタミンB1と結合することによりアリチアミンという脂肪性の成分になり、結果的にビタミンB1の体内への吸収に資することになる。だから豚肉などをニンニクで調理するとビタミンB1はアリチアミンとして効率よく体内に長くとどまる。なので、一過性でなく長く体のエネルギーを維持することができる。この点がアリナミンなどの栄養補給剤より優れている点だと思う。