焦りand/or狂気inトランプ大統領

米国CNNニュースから。

ニューヨーク州クオモ知事。3月から毎日続けてきた記者会見を終了と宣言。理由はコロナ新規感染者数が大幅改善したとみなしたから。」 

確かに4月の数一日当たり1万人の感染者数から比べれば、ここ数日の600人は大幅改善だが、600人ですよ。日本の50人なんか屁のようなものと歯牙にもかけられないのではないかと思う。しかも米国全体としては拡大傾向で毎日新記録を更新し続けている。

 そんな中でのトランプ大統領。なんとオクラホマのタルサ市で1万人規模の支持者集会を大ホールに集めて開催する。こんなことをする政治家はコロナ以来初めてだそうである。大統領選挙に非常に強い危機感を抱いている表れに違いない。CDCや公衆衛生担当者は当然強く警告している。姑息でびっくりしたのは、集会に参加することでのコロナ感染は大統領免責との書面に署名させて入場させるという件。支持者の健康を何と心得ているのだろう。自らの利益当選のことだけしか考えない国の指導者。公僕とは程遠い姿。これが米国の大きな負の一面となってしまった。

そこで極めて強い憂慮が生ずる。以下杞憂であればよいが。

米国はしびれを切らして、コロナの現状と共存して経済を全面再開させるかもしれない。トランプ大統領ならやりかねないだろう。その時当然国際航路も再開。そして米国コロナが終息しないままで、民間航空路線の再開を強要されかねない。その時日本は、この前米国でのG7への招待を断ったドイツメルケル首相みたいにきっぱり拒否できるかという懸念。これ、皆さんはどう思います?安倍首相、米国の圧力と日本人の健康を天秤にかけてどう判断するかな、と心配というか興味あるというか複雑。

コロナとバッタそれに日本の暖冬

最近日本の新聞ではコロナ発症数に一喜一憂した記事を見なくなりましたね~。それは大変結構なんですが、まさか国からのお達しのせいではないでしょうね。お上に弱いマスコミのイメージが私の頭に植え付けられているので、どうしてもいらぬ心配をしてしまう。

コロナもまた東京一極集中の様相で困ったものだ。ただしその1/3は歌舞伎町夜の街(ホストのこと?)がまかっている。間もなく県境往来解禁(今まで禁止だった??)になるそうだが、東京だけ除外しておいた方がいいのではないかな。そうすれば少しは夜の街も反省してせっせとアルコール消毒などに励むようになるかもしれないので。

WHOによれば、世界のコロナの一日の発症者数が新記録で再度危険な状況になったそうである。主として米国と他は忘れたがアフリカ?が主たる発生源のようだ。しかし米国はもうしびれを切らして通常の経済活動に移行としようとしている。まぁそれも致し方ないかもしれない。新記録でも共存。

ところで現在の世界的な二大憂鬱は・・。RECOCAのみるところコロナとバッタである。コロナに隠されているが、アフリカサハラで大発生した砂漠飛びバッタの巨大な群れ(何億とも何兆匹ともいわれている)が世界的食糧危機をもたらそうとしている。大量の飢餓という面で、コロナよりこちらのほうが犠牲者が大きくなるのではと危惧している。バッタは東に移動しており、現在バッタ群の最前線は3か所。①ケニアソマリアエチオピアを中心とした東アフリカ②サウジ、イラン、イラクなど中近東③インド、パキスタン

心配なのは③が東風に乗って中国、日本へ飛来しないかということだが、ヒマラヤ山脈が壁になってそれはないそうなのでまずは安心。

ところで、アフリカでのバッタ大発生と日本の暖冬が同じ原因の現象であることを最近知って地球自然の雄大さに感銘を受けた。それは、インド洋の東西両岸で起こる海洋表面の温度差。これが大きいほどバッタが大発生する。この海洋温度差は、インド洋ダイポールモードと呼ばれる現象である。すなわち、アフリカに近いインド洋西部の海面温度が通常より高くなる一方で、インド洋東部の海水温が低くなると、温度の高いアフリカ沿岸では雲が湧きやすく大量の雨が降る。その結果アフリカサハラで草が大量に生い茂りバッタが大量発生する。反対にインド洋東部のオーストラリア側は海水温が低いため上昇気流が少ないので少雨となりオーストラリアでは百年来の大干ばつになっている。水不足、山火事で大変だ。

さてその日本への影響は。偏西風の北への蛇行である。

インド洋ダイポールモード現象でアフリカ沿岸での上昇気流が強いと、その影響で日本周辺の偏西風が北へ蛇行し冬の時期南の暖気が日本へ流れ込むのである。インド洋ダイポールモール現象の規模は去年過去最高だったとのことで、それは今年も継続している。だから来る日本の冬も前回同様雪不足の暖冬と予測されている。ちなみに今夏は炎暑多雨とのこと。これはペルー沖のエルニーニョラニーニョが日本の気候に影響を与えるのと同じメカニズムである。今年のエルニーニョの規模は大きくないといわれている。

炎暑小雨の予測でなくてよかった。なぜなら、関東地方の八木沢ダムはじめ主要な水がめは雪解け水に頼るところ大だからである。去年の記録的雪不足の上にもし今年の夏が少雨だとしたら、かつて60年くらい前の異常渇水東京砂漠の再来になるからである。これは奇しくも前回の東京オリンピックの年のことだった。実は水の関係者は今年のオリンピックでの水不足を本気で心配したといわれている。

八木沢ダムの水量を検索してみたら今のところ十分であった。

 

結婚式用その3(最終)♬世界は二人のため

結婚式用ラストワンはこの曲。これでお仕舞。

1967年、相良直美のデビユー曲です。50年以上も前の歌なので、今も結婚式で聞かれるかどうかは分かりません。しかし歌詞は雰囲気にピッタリです。作詞山上路夫、作曲はあのいずみたく

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ではまずRECOCAのオカリナ。

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相良直美の歌

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都知事選挙他

●今度の東京都知事選挙は7月5日

立候補者のポスターがまず5枚掲示板に張り出された。そのうちの一つで気に入った文言あり。

「あなたはすでに頑張りすぎている。本当に頑張らなければならないのは政治だ」この人は誰でしょう?  この人に投票しちゃおうかな。冗談、冗談。

小池さんは東京都版CDCの建設を公約している。CDCに言及しているのはこの人だけだ。本当は日本国版が必要なのに、国にその考えは無いらしい。今後も今回みたいに寄せ集めでやるつもりか。もし本当に東京都版が実現したら、また総理は小池知事に牛耳られるだろう。(知事に当選すればだが)

小池さん以外の候補者は来年の東京オリンピック開催に反対だ。(再延期または中止)来年に延期したオリンピックを実際に開催すると、新たに都の負担金が230億円増えるそうだ。そんなのは無駄使いで勿体ないから、次のコロナ救済金に回してもらいたいと思う人は多いのではないか。それよりも世界情勢の現実問題を鑑みて、物理的にフルに観客入れたオリンピック開催は来年夏でも不可能だろう。無観客、それでも意味があるものなのか。

●米国の重症コロナ治療費

ぶったまげましたね~。ある米国のコロナ退院患者に100万ドル(1億2千万円)の請求書が来たそうです。この患者は長く瀕死の重症で62日間入院。やっとのことで生還したと思ったら、100ページの明細書と共に100万ドルの請求でまた死ぬ思いだったのでは?ただしこのケースは公的保険の対象なので全額支払いはないそうです。やれやれ。それにしても、仮に1%負担でも100万円ですよ!!集中治療室105万円/日、人工呼吸器30万円/日・・。

米国以外での実質経費はどうなんだろう、気になるところ。韓国の重症者の場合600万円、軽症者42万円とネットに出ていたけど、日本の場合は分からない。しかし、1千万は越えているだろう。実直な人なら、実際にこんなに手厚く治療をしてもらう価値が自分にあるのだろうか、という疑問が湧いてもおかしくないかもしれない。こんな役にも立たない年寄りの自分が、こんな高額保険で治療をしてもらうことへの罪悪感???

新型コロナ風邪がインフルエンザ並みに格下げされ、請求金額の見積もりが毎日家族に提示されて、まだ治療続けますかとか聞かれることになる悪夢。う~ん何が起こってってもおかしくない。あっ、日本には、高額医療保険制度という結構なものがあって、いくら実質医療費が高額でも患者負担には上限があるのでした。だから仮に何億円かかっても悪夢は生じません。これは日本の皆保険制度の中の超目玉だ。だから民間の医療保険なんかは屋上屋を重ねるようなものです。私は入ったことがありません。

times.abema.tv

日本版ニューズウイーク(6・9)から

中国周主席

「軍事的闘いに向けた準備を強めなければならない」

新型コロナの状況が正常化したので、これまでコロナに駆り出されていた軍に対してのメッセージ。

米国大統領候補バイデン氏

トランプ大統領はゴルフカートからツイートするよりやるべきことが沢山あるはずだ。」国内の死者10万人を超える中、ゴルフを楽しむトランプ大統領を批判して。

フィリピン ドゥテルテ大統領

「誰も卒業できなかったとしても仕方がない。」

新型コロナワクチンができるまで学校を再開しないと演説。

●次の記事に共感した。

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今回の新型コロナ危機では日本の脆弱性が一気に露呈したというこの記事の指摘には多くの人が納得だろうと思う。新型コロナの前までは、日本はG7の一員でもあるし何かにつけアジアNO.1だと思っていたと思うが、今回のことで早めに実情が分かり、裸の王様にならずに済んだのは怪我の功名で、今後の生かさなければならない。

マスク不足。通常は花粉対策として安価な中国産に頼っている。しかしマスクは非常時の戦略物資の意味もある。そのための高機能マスクの国内生産と備蓄には戦略的思考とそれなりの経済的余力が必要だ。

アルコール不足。原料のエタノールについては日本はブラジルという特定国への依存度が突出して高いとのことである。しかも日本国内に大型ケミカルタンカーが接岸できる港が少ないため、小型船への積み替えを韓国にも依存している。こうした状況が現在もアルコール消毒液不足が解消されない理由である。

給付金や支度金支給の緩慢事務。これは一つには税制や労働行政の不備の改革を後回しにした結果であり、さらには日頃IT投資に後ろ向きな政策の手痛いツケである。

日本の貧弱な医療。コロナが来るまで、日本は医療世界先進国と思っていた人が多かったのではないだろうか。残念ながら幻想のようだ。例えば、人口一人当たりのICU数はドイツの1/4程度、人口当たりの医師数もドイツの半分程度である。看護師数はそれほど遜色ない。

こうした不都合な真実にしっかり向き合い改善していく努力が急務である。日本は戦後大量生産、規模拡大一辺倒出来たが、人口減少時の今状況は変わっている。薄利多売の経済思考が限界に達している。今後は、付加価値の高い産業に特化して、一人当たりの豊かさを追求する戦略に舵を切らなければならない。

RECOCAの意見だが、そのためには中国生産拠点主義を解消すべきである。我々は、商品価格が少々割高でも国産品志向に転換しないといけない。これは百均愛好家RECOCAの自戒でもある。

同雑誌のジョークから。

①スミスとトーマスが釣りに行った。すると橋の上を葬列が通りかかった。スミスはそれを見ると深々と神戸を垂れた。葬列が通り過ぎるとやおら釣りを再開した。その一部始終を見ていたトーマスは驚いて「君がそんなに敬虔だとはしらなかったよ」するとスミスはこう答えた。「まぁね。さすがに30年も連れ添った妻だからね。」

②父親がいたずらっ子の息子に言った。「子供がいたずらをするたびに父親の白髪が増えていくものなのだよ。ごらん、お父さんの髪も大分白くなってしまった。」息子が答えて言った。「なるほど、それで分かったよ。おじいちゃんの髪が真っ白な訳が」

 

 

次の総理?

急にポスト安倍の話が賑やかになっているそうだ。取りざたされている顔ぶれを見ると国内、外交含めて期待できるという印象は全くない。少なくも私はだが。

相変わらず自民党内の寝技で決まるようだ。その寝業師の棟梁は相変わらず二階氏だそうだ。普段は何考えているか全くわからないが人事の采配になると俄然周りが言うことを聞く。その辺の人間力学だけで成り立っている昔からの自民党。風穴をあけようとして、社会、民主党が揃って失敗した。今再度やらせてみようという人はいないだろうね。そうそう、二階氏について私が知っていることと言えば中国シンパというだけだ。それだけでも危険な存在に見える。次期首相もそんな黒幕に急所を握られた存在だとすれば先が見えている。「二階」から目薬程度なら構わないが。

・二階から握手目薬菜種梅雨   RECOCA

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news.yahoo.co.jp

♬昼の夢by奥田良三(往年の名テノール歌手)

お早うございます。

今回はちょっと変わった趣向で、私の手持ちのCDからいくつかアップしました。これは手持ちCDを整理していて見つけたものです。30年前に購入した3枚組のポリドール社版、「奥田良三 思いでの名唱集」です。

奥田良三氏は1903~1993年のクラシックのテノール歌手でイタリアでベルカント唱法を身につけた歌手です。この歌手の名前も存在も30年前全く知りませんでしたが、たまたまNHKの音楽番組音楽の泉(村田武夫解説)でこの人の歌う昼の夢を聞いて魅了されこのCDを購入しました。

この曲「昼の夢」は初めてお聞きになる方がほとんどだと思いますが、日本にもこんなに流麗で艶やかな曲があったのかと驚かれるのではないでしょうか。1911年城ヶ島の雨の歌曲で有名な当時まだ新進の作曲家テノール歌手梁田貞の作曲です。以来、何人かの歌手の昼の夢を聞きましたが、断然奥田良三の右に出る歌唱はありませんでした。高音の艶やかさが段違いです。一方流麗なメロデイとは裏腹に、付けられた歌詞は飛び切り古風です。作詞は当時の劇作家で詩人の高安月郊。古風な詩ゆえか、発表当時かなりはやっともののその後取り上げられることはほとんどなくなりました。惜しいことです。編曲はフルートの序奏が入って限りなく美しい。

       昼の夢

薔薇(そうび)はなさく かげに伏して
詩(うた)をまくらに 仰ぎみれば
うたのこころは 花に入りて
笑(え)むよ花びら 笑むよ笑むよ
笑みて笑みて うたとなるよ

薔薇はほほえむ かげに伏して
詩をいだきて 眠りみれば
はなのすがたは 夢に入りて
舞うよ乙女の 舞うよ舞うよ
舞いて舞いて 恋となるよ

乙女まいまう そでに触れて
恋をうたいつ 我も舞えば
ゆめのこころは 姿ぬけて
散るよもろとも ちるよちるよ
ちりてちりて はなとなるよ

ではご視聴ください。

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ところでこの時期の奥田良三は声から推察して多分壮年期を過ぎたころではないかと思います。デビユー時期の飛び切り柔らかなビロードのごとき艶やかな声と聞き比べるとはっきりわかります。残念なことに声は年とともに急速に衰え歌唱技術でカバーするには限界があります。RECOCAは歌手については、クラシックであろうと流行歌手であろうと全盛期の歌手の声しか聴きません。とくに懐メロ歌手の歌唱は気の毒で聞いておられないのです。しかし、奥田良三氏に限っては例外中の例外、声のちょっと衰えた壮年期の方がはるかに効きごたえがあるのです。理由は後年磨き上げられた透明でクリアなピアニッシモ(再弱音)の魅力です。詩人のサトーハチローは「透き通る青空のような」と形容したそうです。

それでは丁度今回のCDに聞き比べるのに丁度いい材料が入っていましたのでご紹介しましょう。題材は同じく梁田貞作曲の城ヶ島の雨です。

①壮年期の歌唱(声は全盛期を過ぎていると思われる)

それを補って余りある美しいピアニッシモと迫力あるフォルテ、それにダイナミックな歌唱。

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②若き日の歌唱(声は全盛期と思われる)美しすぎるほど柔らかく美しい。

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