無題

いい事を聞いた→「俳人は長生き」

金子兜太氏という96歳の現代最高峰の俳人が1987年68歳のときの講演録を読んだ。芭蕉の死亡年齢は51歳だったがそれ以外の俳諧師には80過ぎの長命が多く、また昭和期にも結核で早死した例を除けば、80、90の長命の俳人が多いとの事。

「俳句をやると長生きします。なまじっか健康法などを考えるよりも、どうぞ皆さんも一つ俳句を始めていただければ、これはもう長寿を請合います。」

多分、しょちゅう勝手な句を詠んで、腹ふくるることがないからだろう。かっこよく言えばストレスフリーの状態、これが長命の最低条件。

「ヤマイダレ」の「ハイジン」にならないよう気をつけよう。

・下記のチラシは葛根湯の広告。葛根湯は風の引き始めに体温をあげて抵抗力をつける漢方薬だが、下のほうを見てください。「体温が1度あがると免疫力が6割上がる」と書いてある。ということは、かぜの発熱を無理やり薬で下げると、気分は楽に成るかもしれないが、治ったのでなく、かえって風邪が長引くということを示唆している。それに風邪薬は案外思わぬ副作用に見舞われる。気をつけよう。

・雪国や弥生の春の遠きこと

花筏大河のごとし悠然と

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