酒に酔ってすぐ気持ち悪くなる人はいくら訓練しても強くならない、といわれるが、これは本当だ。私がその筆頭で、アレルギーはないが受け付けない。会社勤めのときは、飲んだふりをしたが、暇になってからは忘年会とかでも一滴も口にしない。
頭痛、吐き気の原因物質はエタノールから替わったアセトアルデヒド。これを無毒に分解する酵素ＡＬＤＨ２）の活性度が酒豪の程度を決める。生まれつきこの酵素の活性度がほとんどゼロの人がいる。面白いことに人種で大きな違いがある。
例えば、日本人や中国人では活性度ゼロの人の割合が４割もある。他のアジア人は、フィリピン（１３%）、タイ（１０%）、インド（５%）。
中国人はいつも強い酒で乾杯するので民族的に酒豪かと思っていたら、意外だった。
一方ヨーロッパ、アフリカでは？なんと、活性度ゼロの人がいない国が目白押し。（スエーデン、ドイツ、イスラエル、エジプト、ケニア）つまり、いくら飲んでもつぶれないわけ。どうりで、水代わりにビールやワインを昼間から呑んでも平気なわけだ。
・嵐来て議事堂の中冬篭り
