「九条俳句」

いわゆる「九条俳句」事件をご存知でしょうか。さいたまのある市民が公民館の俳句サークルで秀作とされた俳句「梅雨空に九条守れの女性デモ」が公民館便りに掲載を拒否されたて裁判になったケースです。掲載拒否の理由⇒①九条守れのフレーズは公民館の見解と誤解されるから。②公正中立であるべき役所の立場上から。これ、いまどうなっていると思います?なんと双方控訴で高裁審理が始まったところなのだそうである。我々庶民の目線では明らかに市側の敗訴とみえるが、なんと地裁は喧嘩両成敗の判決を下したのだそうである。言論の不自由がこういう形で目に見えるようになって来るとは思いもかけなかった。政治の動向には細心の注意をしてもし過ぎることはない、の好例であろう。

ところでRECOCAは郷里のある市の俳句大会に一昨日投稿した。

・梅雨空に国会の鬱極まれり

原句は「梅雨空に国会の嘘極まれり」。しかしこれは同級生の俳句の先生には評判良くなかった。しかし、どうしてもこの手の句の反応を見たかったのであえて投句した。入賞したとき、「嘘」では掲載しずらいだろうと忖度して「鬱」とトーンダウンさせている。もっとも、そんな入賞の心配するような秀句でないことは言われなくても分かっています。