♬また君に恋してる

●こぶしが咲き始めた。

やがて訪れる桜を迎え散るのを見送って自身の満開を迎える。

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・目覚めきて主役の花を待つ辛夷 RECOCA

●♬また君に恋してる

不思議な題名の歌。初めて題名を見たとき、「まだ君に恋してる」という未練がましい心情の歌かと思った。2007年ビリーバンバン、2009年なんと演歌の坂本冬美がカバーしている。ウイスキーのCMソングにもなっていたらしい。

①RECOCAのオカリナで

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ビリーバンバン

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坂本冬美

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日航機墜落につての本

カメキチさんにご紹介いただいた本「日航123便墜落の新事実」河出書房新社、興味深く読了しました。カメキチさんありがとうございました。

著者は、事故原因の公式発表に疑問を持った元日航客室乗務員(スチュワーデス)。実に丹念に目撃証言をたどって真実に迫る粘り強い姿勢に感動いたしました。

ご承知のように公式の事故原因はボーイング社による後部翼の圧力隔壁修理ミスで、ほとんどの人はそれを信じて疑わないのではないでしょうか。ところが著者によると、この結論ではあまりにも腑に落ちない状況証拠があって、実は墜落原因は別にあるのではないかという強い疑念を持っておられる。日米の合同事故調査委員会の調査が行われているのですが、どうもその調査が入る直前に機体等現物証拠物件が故意の燃焼、破壊工作を受けたのではないかという疑いを指摘されています。その根拠の一つは、現場に残る機体燃料よりもっと強力な燃料の強い匂いと遺体の異常な損焼状態、それに唯一の現物証拠の圧力隔壁が調査委員の到着前に自衛隊によって細かく切り刻まれていたことです。これでは隔壁の詳しい調査など不可能では?どうやって調べたんだろうという当然の疑問が生じます。それからさらにおかしいのは墜落地点の特定が翌日に延ばされたこと。じつは墜落直後に現場の上野村から、政府関係者やTV局に墜落地点の通知をいち早く伝えたのに、故意に一晩中場所不明とされたのではないかということ。あたかも現場工作のための時間稼ぎであったかのようにです。重要なのは、当時の調査委員のなかにも再調査すべきとの見解を持っておられる委員がおられるということだと思います。しかし、現在の委員会は、終わったこととして取り上げる気はないようです。それでは、ボーイング社が修理ミスを認めているのだから、裁判で真相解明できるのではと思いますが、ボーイングを訴えてもなぜか米国が訴訟却下で先に進まないとのことです。私がこの本を読んで最初に違和感を感じたのは、米国の出足がえらく速いことと、ボーイングはえらくあっさり自分のミスを認めたな~ということです。 ミスがあってもないと最後まで頑張るのが欧米式ではなかったかな~と思いました。

実際は何があったのでしょうか。単なる不幸な事故ではなく事件だったのではないか、という疑念がちらつきます。この本では非常に慎重に言葉を選んでいますが、日米軍事演習によるミサイル誤射もその選択肢に入れておられる。仮にこれを真相と仮定するとすべての疑問が氷解するのもまた事実です。もしそうだとしたら、米軍の治外法権下にある現状では真相解明は難しいでしょう。百年後くらい先の米国の公文書公開を待たないとね。日本では文書はすぐに廃棄してしまうから待っていても駄目です。
人の噂の口に戸は立てられませんから、なるべく多くの人がこういう視点があるよということを知って、しかるべき人なり機関を動かすようなことになれば進展するかもしれません。なのでぜひこの本を読んでみてください。東久留米の図書館にはすでに3冊ありました。すでに知る人ぞ知る本になっているようです。

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