改革

来年から始まる予定だった大学入学共通テストで予定していた英語の民間試験が導入延期になったという新聞記事があった。理由は会場数の不足と家計不如意家庭の受験生に対する受験料軽減が進まないことだそうである。

民間丸投げでは致し方ないかなという感じだが、これを機会に日本社会は大学というものの位置づけを根本的に考え直すべきだと思う。今のように、一億日本人が皆入ろうというような大学などに存在意義があるだろうか。ほとんどの学生は社会人モラトリアムの意識で遊びに行くだけだ。これではノーベル賞などすぐに高嶺の花になるだろう。もっと遊んでられないようにすべきだ。方法は簡単で、米国の大学のように徹底的にしごいてついていけないものは即退学させればいい。そして卒業のハードルをうんと高くして、遊び感覚ではこられなくするのである。その代り入学のハードルは低くして塾に行かなくても合格できるようにする。そうすれば、貧乏な家庭の優秀でやる気のある学生も掬い上げることができるであろう。

そこで、もう一つの問題は社会の意識改革である。今みたいに、大学卒の箔がなければ落ちこぼれみたいな歪んだ考えを変えて、学問などとは無関係な職業をもっとレスペクトする社会になることが必須の条件である。

一番好きな童謡(唱歌?)

野菊。今の季節に相応しい。

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