首都圏の感染爆発前夜

・コロナ来て花の山河の孤独かな  RECOCA

日曜に確認された感染者数 東京143、埼玉25、千葉25、神奈川27が突出しており、他県はそうでもない。全国規模の感染増大にしないために首都圏は今褌を締めなおさなければならないです。北海道はよく頑張ったですね。これはクラスター管理の大成功の例で、世界的に注目されているそうですよ。首都圏もこれに続けと言いたいところですが、クラスター管理で抑え込めるの時期は過ぎたそうです。これからは外出自粛禁止しかないとのことです。

さて、そこで首相が緊急事態宣言を出すか出さないか、出そうで出ない、なんか辛い便秘症みたいにお悩みの感じですが、そもそも罰則規定のない宣言に効果があるんでしょうか。特に今回は症状が軽く行動範囲の広い若者が言うことを聞いてくれるか否かがカギです。昨日の感染者、50歳未満が6割。

コロナが広がっても若年者は軽症で済み死なないことに甘えてコロナの蔓延に手を貸していると、実は下記の如く手痛いしっぺ返しが来ることをよく考えて行動してください。

・コロナの拡大で労働環境が著しく厳しくなる。コロナ不況を口実に簡単にリストラされる風潮が広がる。すでに内定取り消しが多数出ていますね。コロナが年単位で蔓延すると、来年からかつてのリーマンショック時の就職氷河期が再来する。そうするとその年代周辺の若者は一生を棒に振りますよ。なぜなら日本は新規採用しか優遇しないからです。

・今存在する「非常事態宣言」は罰則がない。こんな骨抜き法案でも野党の抵抗で成立が容易でありませんでした。理由は戦前の悪名高い治安維持法後遺症です。今回仮に国が骨抜き非常事態宣言を出した時、何の効果もなかったとしたら、直後に「罰則付き」宣言に改定する口実を与え、さらには徐々に戒厳令治安維持法への道筋への重要な一歩を踏み出させることになります。いうまでもなくこれは今の若者を将来的に管理束縛するもので、それを許容するかどうかは若者自身の選択にかかっています。

ですから、日本国においては罰則無しの非常事態宣言で十分有効であることを認識せしめておくことが、若者からの国への大事なメッセージになるのです。