緊急事態延長の見込み

緊急事態宣言の1ヶ月延長になりそうだ。全国知事会の要請で安倍首相が決断とのこと。実は戦争と同じでやめ時の判断が非常に難しい。どうしてそういう判断に至ったか数字を示して論理的に説明してもらいたい。どういう数字になったら緊急事態をやめるのかも。そうしたら少しは目標に向けて頑張って自粛しようという気になる人が増えるかも知れません。これについては、厚労大臣や首相、知事らによるむにゃむにゃのお話でなく、専門家の首相代理としての責任ある説明を聞きたい。それと延長なら当然それに見合う補償付きでしょうね。10万円でもいいからもう一度出しますよね。東京都はどうですか。あるいは他の自治体は?財力は大丈夫かな。中小飲食店などの家賃軽減法も言うだけでなく素早く決めてもらいたい。さらに、治療薬、ワクチンはどういう方針工程で開発しているのか、治験はどうなっているのかきちんと開示してもらいたい。これは国民の安心材料になります。なのに聞かれてもやってるやってるというばかりで、具体的な数字は全くのなしのつぶて。どうも今回のコロナで分かったことは、日本政府は不安を与えるばかりで、国民に希望安心を与える能力に決定的に欠けているということです。とにかくやることが遅いし説明能力に欠ける。10年前東日本大震災福島原発事故の際の民主党と少しも変わらない感じです。これは新聞TV番組も同様です。

話は変わりますが、うちのケーブルテレビで、BBC(英国)とCNN(米国)のニュースライブ番組が無料で視聴できることに気が付きました。今まで有料とばっかり思っていてろくに番組表を調べなかった。それで遅まきながらライブ配信のニュースみてみたら、両方ともコロナ一色。この点では日本よりはるかにすごい分量といえます。同じコロナのニュースでも、日本のTVと違うのは責任ある専門家がきちんと解説してキャスターを補助していることです。特に治療薬やワクチンの開発状況を具体的に開示して国民にある種の希望というか安心感をあたえる番組構成になっていて、この番組を見た人は見て良かったと思うことでしょう。BBCもCNNもとりあげていましたが、韓国ではこの数日新規感染者ゼロが続いているそうです。検査と医療体制がしっかりしてきたからだと言っていました。米国では治療薬はエボラ用に開発されてエボラには無効だった薬がコロナ重症患者の改善に効いているそうです。但し入院期間が減少する程度で治療薬ではないからこれによって都市封鎖の解除にはつながらないと言っていました。しかしベッド数や人工呼吸器の有効活用にはつながる。一方ワクチンも英、米、独ですでに治験が始まっているとのこと。うまくいけば6月にその有効か無効かの判断が出るといっていました。日本ではどうなっているのかぜひ知りたい。なぜ共同開発に参加しない?

ところでコロナで異例の延期を余儀なくされていた中国の全人代、5月22日に開催が決まりました。全人代が開催できることが中国のコロナ終焉の指標であると、現地の中国人は判断すると誰かがTVで言っていました。すると本当に武漢は終焉したんだ。