♬花(春のうららの~)

第4日目最終回は、♪春のうららの~、花です。武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲です。1900年、明治33年発表の組曲四季の第一曲です。墨田区では区民の歌に指定しています。第2曲は納涼。第3曲は月、第4曲は雪ですが、これらはほとんど歌われることがなくなり、第一曲花ほどには知られていません。しかし、あとで出てきますが、第3曲月(秋の月とも呼びます。)は非常に芸術性の高い名曲です。初めて聞いた時は本当に深い感動を覚えました。これが明治33年の作品かと。

組曲初版への序文で滝廉太郎は次のように書いています。

「当時の日本歌曲は教育用の唱歌ばかりで高品質のものが少ないため、微力ながら日本語歌詞に作曲した曲を世に出すことによって、日本歌曲の発展に寄与したい。」

RECOCAのオカリナで花をどうぞ。

youtu.be

組曲四季全曲(花・納涼・秋の月・雪)

youtu.be