天邪鬼の「家庭の医学」

近藤誠の家庭の医学その2

余りに風変わりで気に入ったので、引用します。

「赤ちゃんから100歳のお年寄り、そしてペット迄、次から次に健診や検査を受けさせられ、ワクチンを打たれ、治療されやすい時代です。また、多くの日本人は、ちょっと血圧が高かったり、熱が出ただけで大慌て。でも周りを見渡してください。医者好き、薬好きであればあるほどあっちが痛い、こっちが調子悪いとこぼしていませんか。まめにワクチン打っている人ほど良くインフルエンザにかかっていませんか。医者を40年やってきた僕が、一番自信をもって言えること、それは「病院によく行く人ほど、薬をよく飲む人ほど命を縮めやすい」ということです。僕は医者ですが、「本当にお医者さん?」と言われることばかり唱えてきました。病気の9割は医者には治せない。薬は毒だから飲むな。健診は百害あって一利なし。癌は切らずに治る。すべて「誠」の名に誓って嘘はありません。本書は医者とクスリをできるだけ遠ざけて、家族もペットも長生きするための家庭の医学です。」

RECOCAはまだこの境地には至っていません。薬ゼロ、検診ゼロとはなかなかいかないですね。もっとも使っているのは体調悪い時使う漢方薬2種類のみですが。女房はゼロです。たまに医者に行ったとき問診で飲んでる薬は?と聞かれて、ありませんというとびっくりされます。皆さんそんなに毎日薬を飲んでるのですかね?市が毎年言ってくる健診のお誘いですが、レントゲンと検便以外はお付き合いしてきましたが、去年は世の中皆医者に行くなという風潮なので辞めました。今年は、この前医院の張り紙を見たら、ワクチン注射で忙しいから健診は受け付けないと書いてあったので、パスしようかと思っています。

近藤説の証拠として次の2件を上げておられます。

①医療に最もお金をかけない長野県が長寿日本一。長野県民一人当たりの医療費はこの20年最小。医師、ベッド数、入院件数、入院日数も最小。逆に在宅死亡率は全国一。

夕張市財政破綻で病院閉鎖医療崩壊した。その結果、三大死因がん、心臓病、肺炎の死亡率がすべて下がり、自宅での老衰死が急増、つまり多くが自宅で穏やかに天寿を全うするようになった。

引用

「この40年間仕事を病欠したことはありません。」風邪も寝込むことはなく2,3日で治ります。内ではずっと犬を飼っていますが、同様に医者とクスリを遠ざけて、乳がんにかかったワンコも17歳まで長生きしました。タバコは害が多いのでやりませんが、お酒と甘いものは好物。肉、卵、乳製品も抵抗力を高めるごちそうと心得てよく食べます。・・・・・

そして年々命の危険を感じる症状痛みがない限り医者に近づかないことが健康長寿の秘訣という思いが強くなっています。これは決して医学を否定しているわけではありません。本当に必要な医療について調べに調べ、考えに考えて、数万人の患者さんの肉声に触れたうえでの結論です。自覚症状もないのに治療を勧められている方には次の三つの心がけを読み上げながら紙に書いて手渡しています。①診断を忘れる②検査を受けない③医者に近づかない、この三つが大切な理由をこれからお話します。」

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さてどこまでできるかな。それが問題だ。

今朝の朝日に載っていた川柳。ピッタリだ。

聞かざる総理言わざる都知事見ざる国民 溝内一弘