健康について

あの養老先生も大の医者嫌いなんだね。これは意を強くした。その理由を先生一流のユーモアに包んで述べておられる。⇒「医者は占い師だ」占い師の言うことにはいいことも悪いことも影響されるから行かない。なるほど、一理ある。なぜ占い師か。RECOCAの解釈するところ、医者によっていうことがまちまちであり、しかも患者にとっての正しい最善手とは限らないから。

最近私もある症状が気になってクリニックに行き、なんとなくそんな気を覚えて帰ってきた。

気になる症状とは、最近時折起こる不整脈である。ついでに血液、尿などの自治体推奨の健診も受けてきた。24時間身につけて波形を自動計測するホルター心電図という便利なものがある。その結果は、確かに不整脈は出現しているが治療不要の不整脈期外収縮という症状名)であり、この程度なら服薬不要。将来気になるなら服薬も可能という診断だった。ここまではプラスのご託宣であり、すんなり受け入れられたが、血圧、コレステロールなど健診結果についての医師のコメントが学会の指導通りの紋切り型で、これが高齢の患者にとって最善かどうかは疑わしいもので、しかもかなり強い圧力を感じたのでこのクリニックでの定期健診はもうやめたほうが心理的葛藤を避ける意味で無難だとおもった。

健診での私の測定血圧は155、コレステロールについてはいわゆる悪玉が高いという測定値だった。ガイドラインでは血圧140以上を薬物降圧対象にしている。しかしこれはいろんな書物雑誌によれば問題と書いてある。

⇒引用「現在では、高コレステロール動脈硬化を起こすという説は否定されています。むしろ高めの方が長生きします。米国では2015年に卵などのコレステロール接種制限を撤廃しています。そもそも日本は先進国の中で心筋梗塞が最も少ないのです。高血圧やコレステロール値にナーバスになりすぎです。正常値信仰をそろそろやめるべきです。悪玉とされているLDLコレステロール神経伝達物質セロトニンを伝達する働きに関与するなど精神医学的には善玉なのです。高血圧学会では2000年のガイドラインでは、60代140、70代150,80代160と年齢ごとに正常値が定められていたのに、最近全て140になりました。(近藤医師によればその根拠なし)80代160の人は突然薬で20も下げなくてはならなくなりました。降圧剤を飲んで20以上も下げると、10程度下げたケースと比較して死亡率が1.5倍になるという製薬会社のデータがあります。クスリで無理やり下げると脳梗塞が増えるのです。血圧が上がって心配なのは脳内出血ですが、1960年頃からその数は一貫して減っています。栄養状態がよくなって血管が丈夫になったことが考えられます。」

皆さまはどうお感じになりますか。自分の健康のことですから、情報はお医者さんの言うことだけでなく広くアンテナを張って広く知識を吸収したほうがいいですよ。せっかくのインターネット時代なのですから。勿論書籍からもね。