私の心臓は健康らしい

昨日掛かり付けのクリニックで心臓検査の結果を聞いてきた。しばらく続いていた動悸と不整脈についてです。過去形なのは5月以降症状が消えているからである。検査結果はどこをつついても異常はないとのこと。なので症状が起こったら、心臓が安めと言っていると思って養生するようにという極めてアナログ的な指示で終わりました。確かに現在は数時間のサイクリングとかウオーキングでも何も起こらない状態をキープできています。何時まで続くか分かりませんが。

エコー検査で心臓の動き、壁の厚さ、弁の働きとか詳細に分かります。さらに動脈にどのくらいコレステロールが付着しているかとかも詳細に目視できるのですが、これもすべて正常でコレステロールゴミの付着なし。だから症状が出てもぶっ倒れるようなことはないというお墨付きを得ました。

次は高血圧について。私はよく高血圧の傾向ですねと言われる。最近はそうでもないが170くらいのことはよくあります。ではこの値はどのくらい危険なのだろうか。ずっと疑問に思っていたのですが、答えの書いてある書物を見つけました。

引用

「血圧175の人と125の人が脳卒中になる確率はどのくらいと思いますか。私は度々この質問をします。125なら安全だが175の人は今にも脳卒中を起こす危険があると思ってる人が多いのではないでしょうか。しかし、なんとリスクは両方ともほとんど同じなのです。1000人当たりの年間脳卒中発症者について、血圧175の場合は2.7人。対して125の場合でも1.8人なのです。発症率にして0.27%と0.18%の違いです。」

これは大阪がん循環器予防センターの研究報告です。血圧175で降圧剤飲まなくても脳卒中のリスクはわずか0.27%です。これを薬を一生懸命飲んで0.18%にリスク低減しようとしているのです。馬鹿々々しいとお思いませんか。もっとまずいことに、降圧剤には副作用があります。それがなんと脳梗塞認知症のリスクも高まります。無理に血圧下げて脳への血流を減らすのですから当然ですね。結局昔言われた年齢プラス90が正常血圧の目安と思っていればいいのではないでしょうか。これがまさに長年の知恵というもの。