老人の自戒

これは老人である自分の自戒だ。

今日の朝日新聞コラム「折々のことば」に、頭が空っぽな奴ほどがなり立てるという意味のことが記してあった。よく知りもせぬことを自慢げに声高に話すということでもある。老人になると誰でも瞬間湯沸かし器的になるらしい。それは仮に若い時頭脳明晰でも老化と共に頭が空っぽ状態になるからだ。その証拠によくいろんなところで大声でトラブルを起こしている老人(男が圧倒的に多い)を見かけるでしょう。恥ずかしながら自分も時々そうなる。最近は自戒して、そうなりかけたとき気付いて湯沸かしのスイッチを切るようにしている。なぜならみっともないからだ。とてもじゃないがそんな姿を知人には見せられない。ところが失礼ながらそんな自戒に乏しい人種がいる。ヤクザであり多くの政治家である。老人はその仲間に加わらないようにしよう。

以下引用文

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折々のことば(2月24日)

  英語の諺(Empty vessels make the most sound)

直訳は「空の入れ物が一番大きな音を立てる。」これが明治期に邦訳され「空き樽は音が高い」と邦訳され定着したらしい。頭が空っぽの奴ほどがなり立てる。よく知りもせぬことを自慢げに話すという意味でもある。思慮ある人は穏やかに語る。話しかける相手への敬意がある。何がどこまで言えるかつねに吟味している。昨今の政治の言葉に欠けているのはそのような言葉の厚みではないか。

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