パソコン教室

リコーダーアンサンブル「森」のコンサートには出演できない。なぜかというと4月から実質退会中のため。

では代わりに何をしているかというと、さるところで娘が講師になったパソコン(PC)教室の助手!。対象の生徒は初めてPCに触る中高年。3月までの前講師はホームページビルダーの超優秀な先生だったが、それが災いしてか、詰め込みすぎるということで、ずぶの素人のところへお鉢が回ってきた。

なので、私の第1の役目は、実際に私がPCを教えているところを娘に見学させて、PCはじめてという生徒への効果的な対応の仕方を覚えさせること。若いということはいいことですね。たいていはすぐにマスターして、今では知らない人が見たら、何でも知っていそうなベテラン講師の風格さえ見えてきた。

それはそれでいいのですが、実は私には真の大事な役目があります。それは、時々混じってくる扱いにくい生徒を手なずけて抑えること。それは退職後の高年のじいさんです。時々現れる現役の男性生徒はとても素直で吸収力もあるのですが、退職するとだめになるものなのでしょうか。最初の10分くらいですぐにそれと分かる。

こんな小娘に教わるとはなんとも情けなや、という劣等感と、俺はお前の知らないもっと大事なことを一杯知っているのだぞという、過去の仕事現役時代のプライドが捨てきれずに、当面関係ない質問や発言を弄して進行を妨げるという、困ったパターンです。

この半年、50人くらい生徒を見てきたが印象に残る問題児は2人いました。自分ではマウス操作も文字入力もろくに出来ないくせに、こんな程度の低い講座とは知らなかった、とアンケートに捨て台詞を残して立ち去ったのには唖然とした。こういうのにうまくたちまわれるにはもう少し経験が必要のようだ。

自らも問題老人といわれないように自戒を込めて勉強させてもらっている。最高の反面教師。10月にはどんなへんな人が来るか楽しみだ。