あれまぁ、あの霧の町サンフランシスコが・・

●巨大へちま、こんなの初めて見た。昨日行ったオカリナボランティア庭先で。

これを輪切りにして皮をむき、チンして乾かすと即食器洗いたわしになる。料理のボランティアに来ている人の実演を見て感心した。

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●あ~、サンフランシスコ

あぁ、サンフランシスコ、と嘆きたくなるお話。米国旅行とか住みたいなと思う町の筆頭がサンフランシスコだったが、霧のサンフランシスコとか歌に浮かれているような環境ではなくなった。

このかつてのロマンティックな街にホームレスが溢れているという。一昨日たまたま深夜TVを付けて、いっぺんに眠気が吹っんで見入ってしまった。ホームレスが多いのは何もサンフランシスコだけではないのだが、この町は面積が小さいので目立つのだそうである。つまり、ホームレスの人口密度では全米一。日本のホームレスだと空き缶拾いだとかで自活して、通行人にまとわりついて金をせびるなどということはなくひっそりと暮らすのが普通だが、米国のホームレスはそうではなく、しつこい物乞いを拒否すると犯罪に至るというからたちが良くないみたいだ。ホテルでも鍵をかけて、ドアマンが身なりから宿泊客かどうか見分けていちいち鍵の開閉をしているというから大変だ。いったんホームレスをホテル内に入れると追い出すのに一苦労らしい。

深夜TVで釘付けになった画面がある。それはなんと「人糞マップ」。米国の街には公衆トイレがほとんどないから、自宅のない人は必然的に路上で用を足す。その結果路上に人糞が目立つようになった。それを見つけた場所を丹念に市街地の地図に落とし込んでいったら、全域が真っ黒(人糞だけに茶色?)に埋まってしまった、という地図!これを人糞マップと私が命名した。犬の落し物は飼い主が始末するが、自分の落し物を始末するほどの心の余裕はない、ということだろう。

何故ホームレスが溢れるなんてことになってしまったのか、とても興味ある。日本の都市も一つ間違えばこうなる可能性がある。一部には、東京、大阪が今だこうならずに普通の生活が営める都市として維持されているのは奇跡だという学者もいるくらいだから。

なぜこんなことになったか。一口に言えば近くに存在するシリコンバレーのIT企業の超高給のせいである。そのせいで地価の高騰、生活費の高騰が市全域に広がり、IT億万長者から漏れた人たちが普通の生活ができなくなったからである。だったら、そんな街から出ていけばいいのにと思うが出ていかないでホームレスをしている。理由の一つは会社勤めをしながら車中泊している人が多いからと思われる。車中泊も立派なホームレスである。つまりこの人たちは中産階級のホームレスなのである。

どのくらい物価の高騰がすごいかというと、普通のワンルームアパートの家賃が月30~40万円、売買物件130万ドル(1億4000万円)、物件の81%が100万ドル超。今後5年間でサンフランシスコの一戸建て住宅価格は500万ドル(5億円超)になるといわれている。頭金20%で一般的な家を買うには年収3千ドル(3300万円)必要。極め付きは、年収1300万円以下は生活困窮の貧困層に分類されるというから驚きだ。ニューヨークタイムスによれば複数企業の新規株式公開によって今年中に億万長者がさらに数千人この町に追加されるだろうと予想されている。その数の何割かは新規ホームレスとしてはじき出されるだろう。

翻って日本の都市、とくに東京、大阪の物価が高騰してないのはなぜか。富裕層が少ないからである。おまけに給与水準の低い人が大半だから物価は低位安定せざるを得ない。せいぜい銀座のコーヒー一杯が千円するといって驚く程度である。東久留米まで避難してしまえば何の問題もない。コンビニやイトーヨーカドーなんかでは100円でおいしい引き立てコーヒーが飲めるし、エデン来ればおいしい日本料理がリーズナブルな値段で待っている。

RECOCAの結論

バブル経済にならにならぬ様細心の注意をせよ。中国人の爆買いなどに浮かれるなどもってのほかである。また、現在の日韓関係険悪化で、韓国人のゴルフ客がゼロになったといって青ざめているという新聞記事があるが、もともとそんな客で繁栄するのは一時的であってバブルの元であるから、いなくて当たり前という経営に切り替えなければならない。韓国人が来なければゴルフ場が成り立たないなら、そんな所は閉鎖して公園にでもしたらいいだろう。今こそトヨタはじめ名古屋企業の経営理念を見習うべし。