私は酒(アルコール)は一切飲みません。ウイスキーボンボン一個で数時間は飲酒丸わかりの顔になるから車の運転ができません。
徒然草にはなんと酒の段があるので、今回はそのお付き合いをして、徒然草を終了にします。
現代語訳の引用、絵巻で見る・読む徒然草 朝日新聞社出版 訳上野友愛
・酒のマナー(158段)
「自分が口を付けた盃を人の差し出すときに、そこにたまった酒を捨てるのはどうしてか分かるか」と尋ねられたので、「飲み残しがあるからでしょう」と答えた。すると「そうではない。盃の底に少し酒を残しておいて、自分の口の付いたところを洗い清めるためだ。」と教えられた。
酒の長所と短所(175段)
「なにかにつけて酒を勧め、無理やり飲ませて面白がるのは納得できない。そんなことをされたら、立派な人たちもたちまち正気を失い、前後も分からないまま倒れてしまう。記憶をなくすほど飲まされ二日酔いになった人は、公私にわたって大切なことを忘れ、支障をきたすようになる。このような酔っ払いの醜態は他人事だとしても見るに堪えない。酒は疎ましく思うものであるが、とはいえ捨てがたいものである。酒の力によって親しくなれ、なんといっても酒飲みは愛嬌があって憎めないものだ。」
付け合わせの曲は演歌で、「酒よ」
この曲の演奏では、はじめ普通より一オクターブ低い音の出るバスオカリナを使用しています。この楽器は10年近く未使用だったせいか、音の出がよくありませんでした。多分管の中に塵芥がたまっているのだと思います。そんなオカリナの改修法として最近オカリナの友人Aさんより「煮出し」法という秘策を教わったので試してみたら、なんと元に戻って前より音と切れがよくなった感じがします。それで「酒よ」の第一コーラスで吹いてみました。吉幾三さんの低音に似てるようで、なかなかいい感じです。もう一個のオカリナ、これもしばらく吹かなかったら最高音が出なくなったので煮出してみたら復活しました。Aさん、ありがとう。なお、煮出しとは沸騰した湯にしばらくつけて穴から出る泡によって管内の塵芥を除去するという原理です。入れ歯の掃除液ポリデント?につけてもいいらしいです。このバスオカリナ、ゆですぎて塗装がちょっと禿てまだらになってしまった。
・熱燗や昭和平成夢うつつ
・熱燗や明日のことなどケセラセラ
RECOCA