皆さんは本をどのようにして手に入れていますか。一番お金がかからないのは図書館を経由方法ですが、人気本だと順番が先になって時間がかかるし書き込みができないのが最大の難点です。最近はやりの電子書籍は?目が疲れそう。それに人気のコミック、小説ならありそうだけど古典や専門書などは電子書籍で入手できるの?。やっぱり我々おじいさん世代が頼りにするのは本屋でしょう。しかしその本屋が全国の街角から消えつつある。今朝の新聞には、東京の赤坂の駅周辺の本屋がついにすべてクローズしたことが報じられていた。大都会の中心でこれだから、他は押して知るべしです。それでもわが東久留米市は人口10万の威力で頑張ってる方かなと思えます。私の知ってる限り市内4書店が頑張って営業しています。
それはそれで結構なことですが、実は私は書店巡りをして本を探すことはこの20年以上ほとんどしなくなりました。
理由は、店頭の本の殆どが私にとって不要な本しかないからです。大半が文庫本か実用書、それに大量のコミック、マンガ雑誌だからです。書店が閉店に追い込まれるに際しては、書店側の営業努力の欠如が半分以上あるように感じます。つまり、何が読者の求めるいい本かを見極める眼が問題なのです。卑近な一例をあげれば最近買った「副作用ゼロの真実」という本。まずこの本の存在を知ったのは書店巡りではありませんでした。それどころか、東久留米の書店になかった。どうやって知ったかというと新聞の書籍広告です。広告を見て買いたいと思って書店に行っても置いてない。ではどうするか。一昔前なら、書店で注文するのが普通だったでしょうが、現在では強力なライバルが出現しています。つまり、「アマゾン書店」です。書店経由の注文だと下手すると1週間かかる。それがアマゾンなら2日あればOKです。プライム会員なら多分即日でしょうね。しかも、古書、絶版本、専門書、文芸古典なんでもござれです。だから、本の情報を広告で得たら書店など無視して、いきなりアマゾンとなるわけです。
今朝の新聞の書籍広告で面白いと思った本2冊。
「悪口を言われたら悔しい、恥ずかしいと思いますが、言った人も聞いた人もすぐに死んでいきますから、気にしなくてもいいのです。(38段)」
・家で死のう
緩和ケア医による死に方の教科書。
「なぜ病院で死ぬのは苦しいか。死そのものは本来苦しいものではありません。しかし病院で治療を受けると体力の限界まで「生きさせられる」から苦しいのです。人生の最終章には病院で治療する以外にも治療をやめて家で生き抜く(つまり家で死ぬ)という選択肢があることを知ってほしいのです。」