日米首脳会談

日米首脳会談が開催され、共同声明が今朝の新聞に載ってましたね。私たちはこの内容から何を嗅ぎ取ればよいのだろうか。良い匂いか、それとも・・。バイデン政権の対面会談のトップバッターに日本を選んだ。このことは日本最重視であることには間違いないだろう。重視の意味はもちろん中国の太平洋への拡張戦略へ対抗する意味である。その最前線として、韓国はすでに中国に取り込まれているから日本を置かざるを得ないということだろう。その覚悟の確認と喝を入れるために菅首相を呼びつけたといわれているが、おそらく正しいと思われる。問題は米国がどのくらい本気で後ろ盾になってくれるかである。これについて、先ほどネットで米国在住の日本人記者の気になる記事を見た。日米首脳会談を米国社会民衆はどの程度に位置づけているかについてである。実は、米国は今それどころではないようである。喫緊の社会問題は銃乱射事件の全土への拡大で、これは白人至上主義の差別問題が根にあるのは明らか。それに加えて相変わらずの深刻なコロナ禍がある。新規感染者は一日8万人というから、日本の4000人などはかわいいものに見える。だから、本当の狙いは東シナ海尖閣など中国問題は日本に丸投げまかってもらいたいと思っているというのが下記記事の骨子である。しかしそれは日本にとって大きなリスクがある。いざという時自衛隊で対抗できるのかということ。だからそれは受け入れられないということで、事務ベースの協議が難航した。そのため首脳会談の日程が1週間先送りされたと下記記事では述べている。だからこれらが真であるとすれば、日米の対中対抗は完全な同床異夢ということになる。日本の新聞TVでは一切報じられていない何か裏がありそうだ。中国は日米首脳会談の内容に強く反発し、日本にも風当たりが強くなるだろうが、まだ日本を中国寄りに引き込めると思ったに違いないであろう。その辺の中国の日本に対する今後の飴と鞭硬軟使い分け戦術が見ものだ。巧妙な術中に今度こそはまらないようにしないと取り返しがつかなくなる。とにかく今米国は国内問題で手いっぱいということである。それを中国も承知の上だから傍若無人の振る舞いを続けている。

バイデン大統領と菅首相は実は中国問題で決裂!? 日本の官製報道では見えない日米首脳会談の「同床異夢」 (msn.com)