異常な死亡者増加(超過死亡の異常増)

超過死亡数ってご存知ですか。今年の死亡者数から昨年の死亡者数を差し引いた数のことです。つまり、今年死者が何人増えたか(減ったか)の指標になります。ネットの記事を見て、今年の1、2、3月各月の超過死亡者数が異常に多いということが分かりました。どのくらい異常かというと過去東日本大震災の年を含めての10何年間に見られないような異常な増加です。この傾向はまず昨年2021年の超過死亡が異常に増えたことで注目を集めました。それが次の図です。

青い折れ線は2020年の各月の死亡者です。それに対して赤の折れ線は2021年の死亡者数です。両者の差が超過死亡数に相当します。これを見るといずれの月も増加しているのが分かります。その増加は過去10年以上なかった異常な数字なのだそうです。

2020年と2021年の死亡者数のグラフ

そして、さらに2022年の死亡者数のグラフが下の図です。青線が2021年の死亡者、赤線が2022年(3月まで)の死亡者数を表したものです。

2021年と2022年の各月死亡者数

この図を見ると、今年2022年は2021年に比べてさらに死亡者が増えている異常事態と言えます。これには必ず原因があるはずですが、国も厚労省も曖昧のままです。2020年から感染症が蔓延しその死者が追加になったからだと、およそ子供だましの嘘くさい説明をしています。この説明が嘘であることは次の考察ですぐ分かります。実際、コロナの累計死者数はいくらでしょうか。今朝の新聞によると累計3万467人です。日本に新型コロナの発生した2,020年1月から今日までは2.5年ですから、3万467を2.5で割るとコロナによる年間死亡数約1万2千人が得られます。ところが上の図によれば、この3月だけで去年の同月より1万5992人余計に亡くなっているというのです。これはコロナ感染が原因の死者数を大幅に上回っています。では何が原因と考えられるでしょうか。もはや「あれ」のせいだとしか思えないのですが、ほかになにかありますか。厚労省の報告ではこれまで1500人ほどがあれとの因果関係不明の死亡として届けられています。しかし、「あれ」に起因する未届けの死亡者が実際には膨大な数に昇るのではないかという巷の噂は、今回の異常な超過死亡を見るにつけ私には信憑性をもって響きます。

実際に、この2年間の異常な超過死亡はなんなのか、国による公式の科学的報告がなされるべきだと思います。