岸田首相:どうも拙速癖が定着したようだ

岸田首相の自称長所は聞くこと。どうも聴くではないことが気がかりだが。そしてトレードマークは何もしない宰相。ところが時々それを破って何かをして国民を驚かせる。驚く原因はその拙速とも思える唐突さ。

その例①資産倍増計画(今後は貯蓄でなく投資で増やせ)その②安倍氏国葬。③そして昨日のマイナンバーカード事実上の義務化。とにかく唐突だ。日弁連、関係部署や医師会などからも反対の意向が表明されている。これでさらに支持率低下するだろう。丁寧に説明する、という日ごろの口癖は言ってるだけということがまた露呈した。

2024年までに健康保険証と運転免許証廃止してナンバーカードに紐づける。この政府発表を聞いて皆さんはどう思われましたか。直感的に違和感感じませんでしたか。私はまだカードを作っていません。指定サイズの写真を作るのが面倒だからです。これはお医者さんの側でも問題があるようです。ナンバーカードの読み取り装置を自前で導入しなければならず、費用と操作の習熟の問題でまだ2割のお医者さんしか導入してないそうです。さらに導入した3割でトラブルが発生しています。なので、医師会と保険医の8割が反対しています。2024年秋までに装備しない医療機関は保険医資格停止すると脅しているそうです。

そもそも、ナンバーカード持つ持たないは任意の選択制でスタートしているそうです。それを突然健康保険証と運転免許証に紐づけて単独の保険証と免許証の廃止とは事実上の義務化でで乱暴な話ではありませんか。早速日弁連が反対声明を出しました。任意とされているワクチンの事実上の義務化。なんか同じような話ですよね。

紙の保険証で現在運用上何の問題もないのに、なぜわざわざマイナカードに一本化するのか。利便性よりも不便の問題のほうが大きそうに思えます。持ち歩いて紛失したとき自分のデータが流出するし、再発行が極めて面倒。その間医者にかかれません。それと、マイナンバーカードには暗証番号があるそうなので高齢者、認知症の人、知的障碍者等うまく対応できるのだろうか。暗証番号、必要な時ふっと脳裏から消えることありますよね。そうすると医者で診察できなくなる。救急車の緊急事態の時など困りますよ。

国家公安委員長は単独の免許証は廃止するつもりはないというコメントを出しています。このナンバーカード促進政策で得するのは政府発注を受けるIT企業だけのようです。その額は約150億円。

詳しくは堤未果さんの以下の動画をぜひご覧ください。

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