政権末期の様相

・裏金騒動

全ての派閥が裏金奨励。自民党の殆どの議員は派閥に所蔵。したがって自民の殆どの議員は裏金作りに関係している。閣僚など辞任したものだけの問題ではない。

増税

裏金騒動に隠れて目立たなくなっているが、我々に直接響くのは増税のほう。政府税制調査会のまとめによると、所得税の控除額を現在の38万円から25万円に減額。同時に住民税の控除額を現在の33万円から12万円に大幅引き下げの案が示されている。こうなると所得税のかなりの増大は避けられない。この増税は住民税が2026年から、住民税は2027年から実施される。

・健康保険証の廃止、来年の秋予定通り実施と宣言。しかし減ったもののいまだに多くのミスやトラブルが噴出している。医療現場でのマイナンバーカード使用率は10%以下の状況。それだけ不信感をぬぐえていないわけだ。撤回できないのはもはや河野大臣の意地の一徹に配慮しているにすぎぬように見える。岸田首相の力のなさの一端が垣間見える。マイナンバーカードを健康保険証にリンクしていない人には資格証明書が発行される。こんな面倒なことをしなくても保険証の有効期間を延ばせば済むことなのに。

朝日新聞読者欄「かたえくぼ」作品

政府の「来年までに廃止方針」

保険証ではなく派閥を~

         ー国民