はてな事務局からの関連記事の提案

昨日自作の俳句を何句か記事にしたら、過去の関連記事にこういうのがありますよというお知らせメールが届いた。それは2020年7月のコロナ俳句30句。2020年2月から7月の間に作ったコロナを題材にした俳句である。今読み返すと当時コロナ発生時の世相が良く回想できる。時事俳句は継続することに意味があることがよく理解できた。句の良し悪しももちろん大事だがそれよりも毎日続けることである。当時はよく頑張っていたなと感心した。コロナワクチン導入前だからワクチンの句はない。

RECOCAのコロナ30句 since Feb.2020

春愁やコロナウイルス隣りかも

マスクして早春の風やり過ごす

宴無し花しみじみと眺めいる

バレンタイン疫病憂う人の群れ

コロナ禍や花の山河にひとり住む

家籠り首をすくめて春疾風

ウイルスと核の悩みや五月すぐ

ギター弾くコロナ疲れに花疲れ

春めくや街の内外不安げに

図書館の扉開かずに五月闇

春愁のマスクの群れの一人かな

マスク越し近づく梅の香りかな

遊歩道人は無口に花卯木(うつぎ)

コロナには貴賤別無し山笑う

淡雪やたった四人の大相撲

人見えぬ街となりけり梅雨の入り

コロナ禍の恨み残して卒業す

威儀正しコロナの町へ卒業す

スマホにて卒業証書オンライン

コロナ禍や忘れし六月誕生日

陽炎や届かぬ距離の会釈して

籠りとけほっと仰げば梅雨の空

郊外の自粛暮らしや胡瓜もぐ

自粛慣れ妻いそいそと長電話

人の世はコロナと共に大昼寝

咳すればコロナ紛いの夏の風邪

朝刊のコロナの数やあばれ梅雨

今日よりはコロナ数えず梅雨明ける

梅雨の雨コロナコロナの目覚めかな

梅雨晴れや笑いさざめくマスク越し