コメ不足!?

昨日近所のスーパーマーケットに買い出しに行って驚いたのだが、近隣のスーパーいずれもコメが品切れだ。この状態はかなり前から続いているらしく、入荷しても購入は各自1袋に限るという貼り紙がしてあった。辛うじて最後の一袋を買うことができた。店の人は今年の新米の取れ方次第で徐々に解消するかもしれない、という情けない見通しだった。自分のうちでは普段生協(COOP)の宅配頼みなのでスーパーのコメ不足は全く知らなかった。こんなことでは、江戸時代だったら打ちこわしの米騒動にならないとも限らない。これはえらいことだと思って、状況、原因、見通しを生成AI(copilot)に聞いてみた。

スーパー等で米流通不足を来しているのは新潟県、東北地方の一部、それに関東地方だそうである。理由は昨年の猛暑、水不足での不作や品質の低下、埼玉県などでは1等米の割合が大幅に減少している、これらの地方ではコメの供給がひっ迫しており価格上昇がみられるとのこと。コメ不足の解消についての見通しは今年の新米が7月から8月に出回る予定なので解消の見通しというのがAIの回答であった。

しかしもう8月中旬に至っている。それに、猛暑は昨年以上であることを考えると簡単に状況は変わるだろうか。

ここで根本的な疑問を持った。コメ不足がローカルな問題ならもっと広域的流通を測ればいいではないか、素人は思うのだがこれは無理なようだ。第一に長距離輸送コスト。コメは重量がかさむので遠距離輸送がかさむ。それに輸送中の品質管理が難しい。また、各地域ごとの需要と供給バランスが異なるため、他地域からの供給をすぐに不足地域に回せるとは限らない。以上の理由で米は基本的に地域の自給自足が原則なのだそうだ。知らなかった。こんな食料の基礎知識もない状態で長期間よく惰眠をむさぼってきたものだ。とにかくコメは地産地消が原則。従って我が関東地方はひとえに新潟、東北の豊作頼りなのである。つまり、「全国的豊作」なだけでは無意味なのである。(新潟、東北が豊作なら他はどうでもよい!??)