後期高齢者の運転免許証認知症検査

この検査は3年ごとに受けなければならない。RECOCAは来年春の予定。受験場所は全国の自動車教習所だから、いくらもあるから余裕でどこか予約できるだろうと前回簡単に思っていたら、なんと3か月待ちだった。警察から通知が来たら即受験場所の予約を取るよう動き出す必要がある。後期高齢者の受験者数が多いのと教習所の倒産閉鎖数の増加が原因だろうと思う。

さて、この試験の一番の難関は認知症検査だ。中でも難物は16個の、絵に書いてある物を瞬時に記憶することである。半分くらい正解しないと合否が怪しくなる。物覚えの得意な人には何でもないだろうが、高校時代から丸暗記が嫌いな私にとっては出来れば避けて通りたいテスト。何せそのため年号丸暗記の世界史を大学受験科目から外したくらいだ。

試験の内容はこんな感じだ。後期高齢者でない人も試してみてください。ひょっとしてあなたも認知症予備軍かも。早めに分かれば打つ手はあるかもしれません。

1.今年は何年ですか。2.今月は何月ですか 3.今日は何日ですか

4.今日は何曜日ですか 5.今は何時何分ですか(30分の誤差以内正解)

・時計描画

時計の文字盤を書いてください。数字を正しい位置に。そして8時20分の針を書いてください。長針と短針の位置を正確に。

・イラストの記憶問題

4つの絵が1枚の模造紙に書かれている。模造紙が4枚順番に出てくる。1枚の4個の絵を各1分で覚える。つまり16個の絵を4分で記憶する。

例題

①機関銃 琴 親指 電子レンジ

②せみ 牛 とうもろこし 鍋

③はさみ トラック メロン ドレス

クジャク チューリップ ドライバー 椅子

これを見たのち10分くらい別の作業をさせられてから回答用紙に記入始める。

さぁ~何個正解出来ましたか。

これらの絵をただ凝視するだけではなかなか記憶できない人が多いのではないでしょうか。あんまり物覚えが悪いので、40年くらい前に記憶術の本を買って調べたことがあり、ちょっとしたコツを覚えたことがあって、それを応用してみたら、割とすんなり回答出来、誤答は1個だけだったので担当者に驚かれました。コツを披露しますので受験する方は参考にしてみてください。

それは、16個の絵にそれぞれストーリーを付けてそのストーリーを覚えるのです。しかもそのストーリーはなるべく荒唐無稽の馬鹿気たもので且つ映像でイメージしやすいものほどよく記憶できます。一枚の模造紙は1分間見せてくれるのでその間にストーリーを考えるのです。ですからその訓練は日ごろからやっておく必要があります。試験日の1か月前くらいから試行錯誤を始めれば十分です。

例えば上記の例題のストーリー例

・親指で機関銃を引き、琴を弾いている美人と電子レンジを撃った。

・親指と人差し指で蝉を捕まえ、牛の背中にくっつけた。牛は驚いてトウモロコシ畑を食い荒らしたので牛を殺して鍋ですき焼きにした。

・今朝は不機嫌だったので鍋を挟みで切り裂き、ついでにミニチュアトラックも切り裂いた。トラックの荷台にドレスを着た女性がメロンを食していた。

・ドレスのスカートから孔雀が飛び出し、チューリップ畑を荒らしたので頭にきてドライバーで椅子を叩き壊した。

つまり絵を見たら瞬時に荒唐無稽な繋がりをイメージする訓練です。

買い物に行くとき、買うべきもの10個くらい、この手で記憶する訓練を毎日やればより効果的です。