◎このようになりました。
NHK党が伝統ある本格政党である社民党の上になりました。世の中変われば変わるものだ。
◎安倍元首相事件雑感
安倍元首相が街頭での演説中に狙撃された今回の事件から何を教訓として得たか。政治家や評論家は民主主義の破壊であると競って論じているが、違うと思う。RECOCAのみるところ、この事件の教訓は二つ。喫緊の課題は要人警護のプロ化、もう一つはカルト集団の取り締まり強化である。
庶民にとっての緊急課題はもちろん後者である。今回の事件、加害者の目的が特殊であったために、怪我の功名というか問題が炙り出される形になった。事件以降我が国における統一教会の活動や問題点がタブロイド紙やネット記事に次々と出て、私のような門外漢にもつぶさに理解できるようになった。それらを読む限り、統一教会は宗教に名を借りた悪質カルト集団である。目的はマインドコントロールによって信者の財産を根こそぎ巻き上げること。一時旧統一教会の所業が世間に問題視されて現在の世界平和統一家庭連合と名称変更して宗教法人申請したが、内容同じとみなされ却下された。それを救って宗教法人にしたのが安倍内閣の時だったという記事を見てなるほどなと思った。なるほどなの意味は、統一教会の政界への浸透が安倍内閣の時に際立っているという記事もあるからである。閣僚20人中半数が統一教会関連だった時期もあるそうである。それにかつてのある副総裁はなんと統一教会の顧問弁護士だったという記事を見て唖然とした。普通ならメディアが大騒ぎするはずなのになぜか沈黙。だから政治家もこの程度なら問題にならないと、より大胆な付き合いになっていったのかもしれない。もしも旧統一教会による政界へのこれまでの浸透が、このカルト集団の取り締まりに手心を加えているとすれば大問題である。
今回の銃撃犯は犯罪加害者であると同時にカルト集団の被害者でもある。被害がなければ今回の犯罪もなかった。
被害発生時期から現在まで20年が経過している。もし、その間に適切な相談者にめぐり逢っていたら、今回の事件を起こす必要はなかったに違いない。その意味ではとても不幸で残念なことだ。回りが見えなくなって政界の広告塔だけが目に入った結果の犯行だからである。