東京都民の2~3%がミリオネア(億万長者)

だそうです。海外のあるコンサルタント会社の毎年やってる調査、「世界で最も裕福な都市ランキング」によると、1位がニューヨーク(約34万人)、2位は東京(29万人)、以下サンフランシスコ、シリコンバレー、ロンドン、シンガポールと続く。ここでの富裕層の定義は、100万米ドル(約1億3千万円)の投資可能な資産(現金、不動産、株)を持つ個人としています。都民の数%が億万長者とはなかなかのものですね。但し、超富裕層と定義される10億円以上保持者は、海外都市に比べて極端に少ないです。これは日本の平等の特徴を表していますね。この10年で伸び率の高い都市は上海(72%)、サンフランシスコ(68%)、オースティン(102%)、深圳(98%)、ニューヨーク(40%)、シンガポール(40)逆に減少したのは香港(-27%)、ロンドン(-15%)、東京(-5%)で最も減少が多かったのはモスクワ(-44%)

東京以外の国内地方都市に関しても富裕層は結構多いと思います。日本人全員の資産は2700兆円という数字を見たことがあります。これは国の国債発行額(つまり国の借金)1000兆円のなんと2.7倍。国民は国に対する債権者なんだから大きな顔をしていいはず。借金のつけが将来の国民に及ぶと脅されていますが、実態は逆。加えて日本国は外国に膨大な債権を保有しているので、国家が倒産することはまずないでしょう。少なくとも素人目にはそう見えます。

日本のこの30年の不況経済停滞期間でも、東京の富裕層の減少は5%よく踏みとどまっています。ということは不況の影響の大部分は中流以下の層が大きく被ったということですね。モスクワのダントツ下落は、国際的な経済制裁の影響なんでしょうか。こういうところに効果がじわじわ現れています。