カレーの考察

突然ですが私の3大得意料理は、カレーライス(市販ルー)、親子どんぶり、チャーハンです。自分が夕食担当になればこの順番に飽きるまで回すことになるでしょうね。カレーは普段市販のルーを使う普通のですが、一番簡単なのはキーマカレーだと聞いて試してみました。キーマとはひき肉のことで、文字通りひき肉だけのカレーで、フライパンで簡単短時間にできました。出来上がりは、水が少なかったせいか味が濃すぎて失敗作。

さて、カレーの効能ですが、認知症予防というのがあることをご存じですか。ある認知症専門医の先生も推奨されています。ご自分でも週に2,3回食べておられると書いておられます。なぜ認知症予防に効果あるかというと、カレー香辛料の成分中にクルクミンというのがあり、その抗酸化作用、抗炎症作用で脳へのアミロイドβの蓄積をしにくくするのです。ご存じのようにアミロイドβアルツハイマー認知症の原因物質です。シンガポールでの調査ではアルツハイマー認知症のリスク軽減の効果が有意に認められたと報じられています。本当にそうなら、カレー食べるだけで認知症が減らせるとはまさに願ったりかなったりですね。最近日本でも解禁になった難しい名前のアルツハイマー予防薬がありますが、あんなのよりよほど実益がありそうです。

日本での実績はどうなのかちょっと気になって調べてみました。カレー消費の都道府県ランキングと認知症発症率の都道府県ランキングに相関性があるかを見るのです。結論⇒何の関係もありませんでした。例えば、カレー消費量日本一の新潟県ですが、認知症発症率の高さでも5番目の高さでした。理由はおそらく市販ルーに含まれる有効成分クルクミンが少ないということだと思います。だからカレーだけで予防するには毎食のように食べないといけないのでしょう。それは不可能なので、運動とかほかのことと組み合わせるのが良いでしょう。緑黄色野菜、納豆、サバをカレーの具にするのもいいでしょうね。コーヒーやお茶のカフェインも認知症予防効果があるそうです。

◎昨日の夕方の半月。空中の白い光が実は月