日本の病院、入院の問題

◎農園の収穫ですが、自分はこれまで見たことも食べたこともないカボチャが取れました。

これは西日本で一般的らしいですね。食感はホクホクでなくその反対とのことです。

かぼちゃの名前があるのですが昨日聞いて忘れました。昨日食べた朝食を忘れるようになったので、一日前のことをすべて記憶することはできなくなっているのでごめんなさい。昼食と夕食は内容すべて覚えていますが。

◎日本の医療には国民皆保険と高額医療制度で米国のように目玉が飛び出るような高額費用は掛からないと安心しきっていましたがそうでもないようです。差額ベッド費用のことです。うちの家族は誰も入院経験がないので知らなかったのですが、高額の入院費用が入用になる元凶は差額ベッドです。これは先日の朝日新聞で大々的に報じていました。5人部屋なら無料なのですが、4人以下の部屋だと人数が少ない部屋ほど高額な費用が保険外、高額医療費外でかかります。普通患者が少人数の部屋を要求しなければ発生しないことになっているのですが、これは病院の建て前で、実際は部屋が塞がっていて小部屋しかないといわれて泣く泣く差額ベッド代を払わされる羽目になると書いてありました。治療を早くしてもらいたいと思う患者の足元に付け込むずるい商法ですね。

この額が馬鹿にならないのです。しかも都道府県によって大きく異なります。しかも額は国の取り決めはなく病院が好き勝手に決められるのです。

個室はすごいですよ。全国平均は8322円。東京の平均は全国一でなんと1万9770円。神奈川12997円、千葉10280円、愛知8154円、大阪10712円、宮城6557円、愛媛5149円、最安値は秋田3538円。

自分や家族が入院する可能性のある病院の差額ベッドについて調べるにはどうするか。個別病院のデータは各厚生局のウエブサイトで公開されています。首都圏なら「関東信越厚生局」、関西なら「近畿厚生局」。「保険外併用療養費医療機関一覧」というキーワードで検索すればたどり着けるそうです。

朝日記者の経験したケーススタディ

急性の重症膵炎の激痛。都内の病院2か所で2か月余りの入院。そこで差額ベッド問題に直面。救急搬送先の病院では他のベッドが空いてないといわれて、トイレ付個室病室に入る。差額ベッド代一日2万2千円支払いの同意書にサイン。26日間入院費用は衝撃的だったと書いてある。保険適用の自己負担額27万円(高額医療制度適用になると思われる)、プラス保険外の差額ベッド料金は57万円。退院後、より専門的治療のため大学病院外来に行ったところ即入院。案内されたのは一日3.3万円の個室。3日後一日8千円の2人部屋に移ることができた。43日入院して退院時窓口で払ったのは52万円、プラス差額ベッド代42万円。

差額ベッド徴収にはルールがあるのだそうです。まず、治療上の必要があっての個室入院の場合は差額ベッド料は徴収できない。

治療に必要でなく患者も希望していない場合はどうか。もう一つ原則があって、同意書を書けば希望の有無に関係なく請求可能になるということです。患者が希望しなくても特別室に入らざるを得ないのは、他に空きベッドがない、感染症の場合、認知症やいびきがひどい等。

こうなるとお金の心配なしに入院できるという日本の医療制度は単なる建前に過ぎないのですね。私は日本では民間の医療保険など不要と思って今も一切入っていませんが、考え直した方がよさそうです。ですが今更入る気はしませんです。